
会社員向いてないかも

そう感じているの?
得意なところ・不得意なところを把握するといいかも!
前半では、会社員が向いていない理由8と辛さを和らげる工夫について解説します。
後半では、フリーランスに憧れるHSPさんができること6選を紐解いていきますよ!

会社員が向いていないHSPの理由8

会社員が向いていないHSPの理由8を紹介します。
- がんばりが見えず自信損失
- 変化に対しての備えが必要
- 通勤そのものがストレス
- 体育会系の文化が苦手
- 責任感が重荷
- 職場で孤独を感じやすい
- 周囲のペースに合わせれない
- 職場の雰囲気に反応する
ゆっくり見ていきましょう。
1.がんばりが見えず自信損失
HSPさんは「細かい努力」にこだわるぶん、評価基準があいまいだと不安を抱えやすいです。
上司からのフィードバックが少ない職場では、「このままでいいのかな…」と悩み続け、自己肯定感が低下しやすくなりますね。
心理学的にも、明確なフィードバックはHSPさんのストレス軽減に役立つことが示されています(Aron & Aron, 1997)。

フィードバックがあると安心するんだよね

方向性がほしいよね
2.変化に対しての備えが必要
HSPさんは「急な変更」や「想定外のタスク」が続くと、心の準備ができずストレスを感じやすいです。
変化自体は嫌いではないHSPさんも多いですが、変化の激しい職場では消耗が大きくなりがちです。
変化がある環境では、事前に見通しを立てられるサポートがあるかも重要なんですよね。

毎日タスクを見える化して、どこの作業をしているのか色をつけています。

途中の時は🟠、完了したら🟢
色で見える化すると、一発で作業の進捗度がわかるので安心します。
3.通勤そのものがストレス
HSPさんは音や人混みに敏感です。
満員電車のような「物理的ストレス」はそれだけで疲弊の原因になります。
例えば、毎朝のラッシュで消耗し、職場に着く前にすでにエネルギー切れ…というケースもあります。
通勤ストレスはメンタルの不調とも深い関係があるとされ(Schaefer et al., 2015)、HSPさんにとっては無視できない問題です。

片方の通勤時間が45分を超えるだけで離婚率が40%も高くなると言われています。

自分のメンタルだけじゃなくて、大切な人と過ごす時間も減っちゃうもんね
4.体育会系の文化が苦手
HSPさんは穏やかな人間関係を大切にしますが、職場によっては「根性論」や「厳しい上下関係」が重視されることがあります。
そうした文化の中では、意見を強く主張したり、厳しい言葉を使う人もいます。
HSPさんにとってこのような空気は非常に負担が大きく、心がすり減りやすいです。
心理学的にも、HSPさんは「攻撃的な文化」に対して強いストレス反応を示すことがわかっています(Greven et al., 2019)。

そのため、こうした人間関係に馴染めないと感じることが自然なんです。

ストレスその時きつかったもん
5.責任感が重荷
HSPさんは責任感が強く、仕事を真面目に引き受けます。
しかし、そのぶん
- 「ミスをしてはいけない」
- 「迷惑をかけたら大変」
と考えがちで、責任を重く背負い込みすぎる傾向があります。
こうした心理状態は、慢性的な緊張や不安を引き起こし、心身に大きな負担をかけます。
ストレス研究でも、責任の重圧は「感受性の高い人」にとってメンタルヘルスリスクを高める要因とされています(Aron et al., 2005)。

無理に背負いすぎると燃え尽きるリスクがあるんです。

あなた1人で背負い込まず、周りに相談してね?
6.職場で孤独を感じやすい
HSPさんは「本音で深く話せる関係」を大切にしたいと思っています。
しかし、職場は表面的な付き合いが多く、深い話ができる場が少ないです。
結果として「ここにいても孤独だ」と感じやすくなります。
これは「社会的孤立」がストレスを高める要因であり、HSPさんのメンタルヘルスに大きな影響を与えます(Aron & Aron, 1997)。

だからこそ、会社員という環境が「合わない」と思うきっかけになることが多いです。

表面的な会話より深い話したいよね
7.周囲のペースに合わせれない
HSPさんは「気を使う」性質が強いため、周りのスピードについていこうと無理をしがちです。
例えば、テキパキと動く同僚に合わせようと焦ったり、短時間で成果を求められると余計にプレッシャーを感じてしまいます。
本来は自分のペースを守ることが大切なのですが、会社員は周囲と足並みをそろえることが求められるため、息苦しさを感じやすいです。
研究でも、HSPさんは「過剰適応」に陥りやすいことが指摘されており、これは燃え尽き症候群の原因にもなると言われています(Greven et al., 2019)。

人に合わせず、自分のペースで大丈夫◎

あなたのペースを大切にしてね!
8.職場の雰囲気に反応する
HSPさんは環境の変化や周囲の空気にとても敏感です。
そのため、職場でピリピリしたムードや圧迫感を感じると、心がすぐに疲れてしまいます。
例えば、怒っている人や無言のプレッシャーも敏感に察知してしまうので、自分に直接関係なくても不安が高まるのです。
結果として「この職場は合わない」と感じることが多くなります。
心理学でも、HSPさんは「感覚処理感受性(SPS)」が高いため、外部刺激の影響を受けやすいことがわかっています(Aron et al., 1997)。

この特性は強みでもありますが、環境が合わないとストレス源になりやすいんです。

それはたまらないよ
HSPが会社員のつらさを和らげる工夫8

HSPが会社員のつらさを和らげる工夫8つを紹介します。
- プロに相談する
- 小さな成功体験を積む
- 心理的安全性が高い職場を探す
- 辛さの原因になっている元
- ペースを大切にできる
- 強みを活かせる
- あえて休む
- 柔軟な働き方
ゆっくり見ていきましょう。
1.プロに相談する
悩みを抱え込むと、HSPさんは思考が堂々巡りになりやすいです。
だからこそ、外部の専門家に相談するのがとても有効です。
例えば、キャリアカウンセラーやHSP専門コーチは、あなたの気質を理解し、的確なアドバイスをくれます。
心理学の研究でも「ソーシャルサポート(社会的支援)」はストレス軽減やメンタルの安定に有効であることが多く報告されています(House, 1981)。

悩みを言葉にするだけでも、脳は安心感を覚え、前向きな行動がとりやすくなるんです。

一人で悩まず「頼れる場所を作る」ことが、継続して働くための大きな味方になるよ!
2.小さな成功体験を積む
HSPさんは失敗を気にしやすい傾向がありますが、だからこそ「成功体験」を意識的に積むことが重要です。
例えば、
- 「朝時間通りに起きられた」
- 「今日も1つのタスクをやりきった」
など、どんなに小さなことでもいいんです。
小さな達成感が積み重なると、自己効力感(自分はできるという感覚)が高まります。
バンデューラの自己効力感理論でも「小さな成功体験」が自信を作る大きな要因だと示されています。

日々「できたことリスト」を作るのがおすすめ◎
少しずつ自信が育ち、「自分はやれる」と思えるようになります。
それが心の余裕を作り、仕事も前向きに取り組めるようになるんです。

毎日達成度を確認しているよ!
3.心理的安全性が高い職場を探す
HSPさんにとって、安心して働ける環境はとても大事です。
例えば、
- 意見を自由に言える
- 失敗しても責められない
そんな職場では過度な緊張が和らぎます。
心理的安全性が高いと、ストレスホルモンの分泌が減り、安心してパフォーマンスを発揮できます。
Googleの「プロジェクト・アリストテレス」の研究でも、チームが高い成果を出す条件として「心理的安全性」が最重要だと判明しました。

安心感って大切なんですね!
逆に、ピリピリした空気の職場はHSPさんの感受性をさらに疲弊させます。
職場選びでは、雰囲気を見学したり、口コミを確認したりすることが役立ちます。
あなたが「ここなら落ち着ける」と感じる職場こそ、長く続けられる場所なんです。

そんな場所で働いてほしい!
4.辛さの原因になっている元
HSPさんは「なんとなくつらい」と感じやすいですが、理由をはっきりさせることで対策が見えます。
例えば
- 「人間関係がつらい」
- 「音がうるさい」
- 「仕事が早すぎる」
など、できるだけ具体的に書き出しましょう。
これは「問題解決思考」にあたります。
心理学では、自分の不安や不満を言語化することで脳の前頭前野が活性化し、冷静な判断ができるといわれています◎(Lieberman et al., 2007)。

原因がわかると「環境を変えるのか、考え方を変えるのか」がはっきりし、前に進みやすくなります。

あなたの心が少し軽くなる第一歩なんだ!
5.ペースを大切にできる
HSPさんは周囲のペースに引っ張られやすく、無理が続くと心身が疲れ切ってしまいます。
自分のペースで進められる仕事は、HSPさんの本来の力を発揮しやすいんです。
例えば、在宅ワークや個人作業が多い仕事は、他人のスピードに左右されにくいです。
自律性(自分で進められること)は、心理学の「自己決定理論」でも、満足感やストレス軽減に強く関わるとされています(Deci & Ryan, 2000)。

焦りが減り、あなたらしい働き方ができます。

最高だね!
6.強みを活かせる
「自分は弱い」と思い込むのは大きな誤解。
HSPさんには
- 「共感力」
- 「細かい気配り」
- 「危機察知力」
など、他の人にはない強みがあります。
例えば、カウンセラーやクリエイティブ職、図書館の仕事などはこの資質が活きやすいです。
HSPさんが自分の強みに気づくと、自己肯定感が高まります◎(Neff, 2003)。

「この気質があるからこそ、できることがある」と知ると、働く自信につながりやすいです。

自分の持つ価値をぜひ見直してね!
7.あえて休む
HSPさんは真面目で我慢強いので、限界まで頑張ってしまう傾向があります。
でも、限界を超えると「燃え尽き症候群(バーンアウト)」につながりやすいです。
定期的に休息をとることで、疲労やストレスが溜まりすぎるのを防げます。
世界保健機関(WHO)も「働きすぎは心身の病を引き起こす」と警告しています。

定期的に「小さなリセット」をすることが、長く働き続けるコツなんです。

あなたが元気でいることが一番大切だよ?
8.柔軟な働き方
「普通こうだから」と無理に合わせると、HSPさんはどんどん消耗してしまいます。
大事なのは「あなたに合う働き方」を探すこと。
例えば
- 「在宅ワークがいい」
- 「週3日勤務がベスト」
など、働き方を調整できる環境はHSPさんにぴったりです。
柔軟な働き方は「ワーク・ライフ・バランス」を改善し、ストレスが軽減することが研究でも示されています(Kossek et al., 2011)。
働くことがしんどいだけのものではなく「あなたらしい形」に変えていくと、人生がもっとラクになるんです。

ちょっずつ理想に近づけていくことはいくらでもできます。

小さな半歩からでも踏み出していってほしい!
どうしてこれが大事かというと、以下の論文で証明されているからです。
自己認識: Liebermanら(2007)の研究は、気持ちを言語化するだけで脳が落ち着き、冷静な判断ができることを示しています。
自己決定理論: Deci & Ryan(2000)は、自律性が満たされるとモチベーションが高まり、ストレスも減ると報告しています。
自己肯定感: Neff(2003)は、自分の良さを理解することがストレス耐性につながると示しています。
休息の大切さ: WHOも、定期的な休息がメンタルヘルス維持に不可欠だと述べています。
柔軟な働き方: Kossekら(2011)は、柔軟な働き方が職場満足度と健康を高めるとしています。
フリーランスに憧れるHSPができること6選

フリーランスに憧れるHSPができること6選を解説していきますよ!
- 小さく副業から始める
- 安定収入の目安を決める
- メンターや相談相手を持つ
- スキルアップの時間を作る
- HSP気質を活かせるジャンルを選ぶ
- 心と体のセルフケアを習慣化
ゆっくり見ていきましょう。
1.小さく副業から始める
HSPさんはいきなり環境を大きく変えると、心が不安定になりやすい傾向があります。
だから、最初は「会社員+副業」という形で、リスクを抑えてフリーランスの世界に触れるのが安心です。
例えば週末だけクラウドソーシングで案件を取る、ブログを始めるなどが現実的です。

こうすることで、少しずつ仕事の流れや必要スキルを体験できます。
心理学的にも、「段階的な変化」がストレスを減らすことがわかっています(Lazarus & Folkman, 1984)。
いきなり飛び込むのではなく、慎重に土台を作ることが大切です。

ちょっとずつ試して慣らすと怖くないよ?
2.安定収入の目安を決める
HSPさんは「お金の不安」で強いストレスを感じやすいです。
だからこそ「最低いくら稼げるようになったら独立する」と数字の目安を決めておくと安心です。
例えば「3カ月連続で月10万円稼げたら」など、具体的な条件を設けます。
経済心理学でも、収入の安定感はメンタルの安定と強い関係があると報告されています(Diener & Biswas-Diener, 2002)。

「これならいける」とあなた自身が納得できるラインを見つけると、フリーランス生活が不安ではなく希望に変わります。

これからこれから!
3.メンターや相談相手を持つ
フリーランスは基本的にひとりで動きますが、HSPさんは悩みを抱え込みやすいので、誰かに相談できる環境があると続きやすいです。
例えばSNSで同じフリーランス仲間を見つけたり、定期的に話せるメンターを探すことをおすすめします。
孤立感が減ることで、ストレスが軽くなり「もうだめかも」と思うことが減ります。
社会心理学の研究でも「つながり」がストレス耐性を高めると示されています(Cohen & Wills, 1985)。

あなたが安心して挑戦できる土台を作ることが何より大事です。

メンターの存在大きいよ!
4.スキルアップの時間を作る
HSPさんは「完璧を求めすぎて動けない」ことがよくありますが、その繊細さはスキルの積み重ねで武器に変わります。
例えば、
- ライティング
- デザイン
- 動画編集
などの分野は、地道な努力が報われやすいです。
実際に、専門性の高さがフリーランスの収入や安定に直結することは調査でも示されています(Kitching et al., 2015)。

焦って案件を取るより、まずはしっかりと「できることを増やす」期間を作ることが重要です。
あなたが「これは自信がある」と思えるスキルが一つでもあると、自然と受注につながります。
準備が整ってから動くほうが、HSPさんにとっては精神的な負担も減ります。

スキル磨いていこうよ!
5.HSP気質を活かせるジャンルを選ぶ
HSPさんは感受性が高く、共感力や細やかな気配りが得意です。
だからこそ、そうした資質を活かせる仕事を選ぶのが長く続けるカギです。
例えば、
- ヒーリング
- コーチング
- ライティング
- 校正・校閲
- ナレーション
などは、HSPさんの強みが発揮しやすい分野です。

強みを活かした仕事の方が楽しくスキルアップできます!
研究でも「職業適性と性格の一致」がストレス軽減と満足度アップにつながるとされています(Holland, 1997)。
「自分が無理をしないで活躍できるフィールドはどこか?」を考えることが、成功への近道です◎
あなたらしい働き方を選ぶことが、結局は一番の効率化になります。

強みで楽勝できる分野が理想だよね!
6.心と体のセルフケアを習慣化
フリーランスは自由がある反面、メンタルが不安定になりがちです。
特にHSPさんは外部の刺激に敏感なので、意識的にセルフケアを行うことがとても大切です。
- 瞑想
- ストレッチ
- 好きな香りを使う
- 自然の中で過ごす
など、小さなケアでも効果があります。
心理学のメタ分析(Chiesa & Serretti, 2009)でも、マインドフルネスがストレス軽減に有効だと示されています。
忙しくなるとつい後回しにしがちですが、あなたが安定して働き続けるためには「まずはあなたの心と体を守ること」が優先です。

セルフケアを“タスク”としてスケジュールに入れておくと、無理なく続きやすいですよ。

筋トレも継続していきたいね!
HSPのよくある質問

HSPのよくある質問をまとめました。
- 組織が苦手
- マルチタスクが無理
- HSS型HSPに向いている仕事
- ゆるく働きたい
- フルタイムがきつい
ゆっくり見てください。
組織が苦手
「組織が苦手です」という相談。

なるほど、これからどうしたらいいか考えようよ!

組織が苦手だからこそ、新しい扉を叩くという選択肢も◎
マルチタスクが無理
「マルチタスクがむりです」という相談。

マルチタスクはきびしいよね

苦手で当然ですよ!シングルタスクに切り替える方法があります!
HSS型HSPに向いている仕事
「HSS型HSPに向いている仕事が知りたいです」という相談。

ナイスチョイス!

変化を好むあなただからこそ、新しい冒険を楽しめますね!
ゆるく働きたい
「ゆるく働きたいです」という相談。

全然可能だよね!

その願い叶えましょう!
フルタイムがきつい
「フルタイムがきついです」という相談。

毎日がんばっているね

刺激を受け取りすぎてしまうからこそですね!
HSPの私・体験談

HSPの私・体験談を紹介します。
- 小学校教員
- 組織が向いてない?
- 独立!
あなたの励みになればうれしいです。
小学校教員
学校の先生として8年働いたおかげで今があります。
きつかったですが、コツコツスキルを磨いたおかげで、今も積み上げ力を落とさず継続することができています。
教科指導だけでなく、子どもたちと日々生活していくことや、保護者、先生方とコミュニケーションをとることで総合的にいろんなスキルを鍛えることができました。
組織が向いてない?
働いた年数が増えるごとに、「あれ、組織向いていないかも」と感じてはいたのですが、独立する勇気も出ずでした。
なんかしたいけど、何すれば良いのかわからんな、みたいな日々でした。
しかし、「絶対いつかは独立するんだ!」と頭の片隅にはありました。
独立!
今の私がいるのは、まちがいなく「適応障害」になったからです。
この経験をしていなかったら、今はなかったと思います。
それほどまでに、自分の中で衝撃的な経験の1つでした。

経済的に豊かでも、精神的に不安定なら意味がないじゃん

それからスイッチが入ったんだよね?
自分がやりたいサービスで、たくさんの繊細さんが自分らしく笑顔で輝く生き方を選ぶ、これを実現しようと思い早速行動に移しました。
好きな言葉に「逃げるなら前へ逃げよう」
こんな言葉があります。
あなたは一生あなたの親友でいてほしい、いっしょに心から納得がいく生き方を歩んでみませんか?