
カウンセラーってHSPに向いていないの?

ある条件付きで向いていないともいえるし、向いているといえるよ
前半では、HSPがカウンセラーに向いてない理由6つを解説します。
後半では、カウンセラーとして力を発揮できる人の特徴6つを紐解いていきますよ!

乗り越えた経験があるなら、カウンセラー向き

挫折した経験を乗り越えられたのなら、カウンセラーとして働くことはできます◎

自分が乗り越えられていないのに、だれかを支えるのってできないもんね
その通り!
自身が乗り越えられていないのに、カウンセラーの資格をとり、カウンセリングをしてクライアントと向き合えそうですか?
この一言に尽きます。
もし、カウンセラーとして人を導く仕事を生業にしたいのなら、まずは自分自身の過去と徹底的に向き合い、乗り越えましょう!
それを踏まえて
- HSPがカウンセラーに向いていない理由
- カウンセラーに向いている理由
を解説していきますね!
カウンセラーがHSPに向いてない理由6

カウンセラーがHSPに向いてない理由6を紹介します。
- 境界線が曖昧
- 心の土台がまだ不安定
- 自信のなさ
- 相手の反応に振り回されやすい
- 言葉の1つ1つを気にする
- 相手のつらさを抱え込む
ゆっくりみていきましょう。
1.境界線が曖昧
HSPさんは他人との心理的な境界線があいまいになりやすく、「自分」と「相手」の気持ちの区別がつきにくくなることがあります。
例えば、相手のつらさを聞いているうちに、あなた自身の心もざわついてきたり、帰宅後もずっとその人のことを考え続けてしまうこともあるかもしれません。
これは、カウンセラーとして働く上では大きな負担になります。

人の気持ちに寄り添えることはすばらしい力ですが、「共感=同化」になってしまうと、あなた自身が消耗してしまいます。
カウンセラーには「相手の問題は相手のもの」と冷静に線を引く感覚が必要なんです。
でも、HSPさんは「私がなんとかしなきゃ」と感じてしまいがちなので、心の線引きが難しくなります。
境界線がないまま働き続けると、感情の中に飲み込まれてしまうんです。

カウンセラーを目指すなら、まずは自分の心を守る「線引き力」を育てることが大切!
やさしさと同時に、切り替えのスキルを育てていきましょう◎
そのバランスが取れたとき、あなたの強みがもっと輝きます。
2.心の土台がまだ不安定
HSPさんの中には、自分自身がまだ心の整理や癒しの途中にいる状態で、カウンセラーを目指す人も少なくありません。
例えば、過去のつらい経験をきっかけに「誰かの力になりたい」と思って資格を取ろうとするケースもあります。
その気持ちはとても尊いんですが、心の軸が整っていないまま人を支える仕事に就くと、逆にあなたの心がぐらついてしまうことに。

相手の話が自分の傷と重なると、感情が混ざってしまって冷静さを保てなくなることもあります。
また、相手の問題と自分の問題を切り離せずに、心が疲れやすくなるんです。
まずは「自分の心が安定しているか?」を確認することがとても大切になります。
カウンセラーは人を癒す前に、自分の軸をしっかり整える必要があるんです。

無理をして人を助けようとせず、まずはあなた自身が安心していられる状態を目指してみてね!
それができてこそ、本当の意味で人を支える力が育っていきます。
あなたのやさしさを活かすには、まずあなたが安定していることが大前提なんです。
3.自信のなさ
HSPさんは自分に対して厳しい視点を持ちやすく、「私で大丈夫かな…」という不安をいつも抱えがちです。
カウンセラーという仕事は、「人を導く側」であるぶん、自分に自信が持てないと苦しくなってしまうことがあります。
例えば、相手が元気にならないときに「私のせいで変われなかったのかも…」と責任を感じすぎてしまうこともあります。

けれど、カウンセリングはすぐに結果が出るものではありません!
時間をかけて少しずつ心が動くものなので、焦りや不安をうまく受け止める力が必要です。
HSPさんは「もっと成長しなきゃ」と自分を追い込んでしまうことが多く、自信を持つことが難しいと感じやすいんですよね。
小さな成果や変化にも気づく感性はあるのに、それを「大したことじゃない」と片付けてしまうことも…。

そんなときは「少しずつでも進んでいる」と信じる視点を持つことが大切!
「完璧じゃなくても大丈夫」と思えたとき、自信は自然とついてきます。
焦らず、あなたのペースで経験を重ねていってください◎
4.相手の反応に振り回されやすい
HSPさんは相手の表情や声のトーンにとても敏感なので、
- 「今の返事が薄い気がする…」
- 「伝わっていないかも」
とすぐに不安になってしまうことがあります。
例えば、相談者が無表情だったり、黙ったままだと「私の対応が悪かったのかな?」と焦ってしまうこともありますよね。
でも、クライアントが黙っているのは、自分の気持ちを整理している最中かもしれません。

それなのに、HSPさんは「自分のせい」と感じやすいので、余計なストレスを抱えてしまうんです。
本来、カウンセラーは「沈黙を見守る力」も必要な仕事です。
相手のペースを尊重しつつ、自分の心を落ち着ける力が求められます。
でもHSPさんは、反応が少ないと「何か間違えたかも」とすぐに心がザワついてしまいやすいんです。

そのたびに感情が揺さぶられると、継続的なカウンセリングはとても疲れちゃうよ
相手の様子を感じ取る力は素晴らしいですが、それに振り回されない強さも必要になります。
まずは「反応が薄くても大丈夫」と、自分に声をかけてあげてくださいね。
5.言葉の1つ1つを気にする
HSPさんは自分の言葉に対してとても敏感で、「あの一言で傷つけたかも…」とあとから悩んでしまうことがあります。
例えば、相談者にアドバイスをしたあとに「言い方がよくなかったかも」と不安になることもあります。
また、相手の言葉の裏を深く考えすぎて、必要以上に気を使ってしまう場面も出てきます。

カウンセラーは言葉を扱う仕事なので、気配りはとても大事なんですが、過剰に反応すると自分が苦しくなってしまうんです。
- 「何を言うべきか」
- 「どう伝えるべきか」
を毎回気にしていると、心が休まる暇がなくなります。
あなたの誠実さややさしさが裏目に出て、言葉に縛られてしまうこともあるんです。
カウンセラーとして安定して働くには、「言葉に対する過敏さ」をうまくコントロールする必要があります。

言葉の影響を考えるのは長所ですが、考えすぎて自分を追い込むのは避けたいところだね
敏感さを味方につけるには、言葉を「完璧にしなくていい」と許せる気持ちが大切◎
もっとリラックスして話せるようになると、あなたの魅力がより活かされるようになります。
6.相手のつらさを抱え込む
HSPさんは共感力がとても高く、相手の感情を自分のことのように感じる傾向があります。
例えば、クライアントが悲しんでいると、あなた自身まで深く落ち込んでしまうことがあります。
それが一人だけでなく、一日中、何人もの相談者が続くと、心がずっと重たいままになりますよね?

本来カウンセラーは「共感しながらも冷静さを保つ」ことが求められる職業です。
ですが、HSPさんはその感情にのまれやすく、気づかないうちに消耗してしまいやすいんです。
「どうにかしてあげたい」と強く思いすぎると、あなたの心が持たなくなることもあります。
相談を受けた後も気になって眠れなくなる…ということもあるかもしれません。

共感力はカウンセラーにとって大切ですが、受け止めすぎるとつらくなるね
あなたの心を守るためには、距離感や線引きのスキルが必要になります。
そのスキルが未熟なうちは、負担が大きくなりやすい職業なんです。
カウンセラーとして力を発揮できる人の特徴6

カウンセラーとして力を発揮できる人の特徴6を紹介します。
- 切り替えの習慣がある
- 本気で人と向き合おうとする誠実さ
- 自分の軸に戻れる力がある
- 人の痛みに寄り添える
- 表に出ない気持ちにも気づける
- 相手の話を最後までゆっくり聴ける
1つずつ見ていきましょう。
1.切り替えの習慣がある
HSPさんは、共感力が高いぶん、クライアントの感情をそのまま背負ってしまいやすいです。
でも、
- 「仕事が終わったら湯船に浸かってリセットする」
- 「散歩して気分を切り替える」
など、自分なりの“感情リセット術”を持っている人は、無理なく続けやすいんです。
例えば、「相談が終わったらノートに気持ちを書き出してスッキリさせる」などの方法も効果的◎
感情をため込みすぎず、外に出してあげることで、心が疲れにくくなります。

あなた自身を整える方法を知っていれば、人と関わる仕事を続けていけるんです。
これはスキルというより、日々の習慣として身につけていくものなんです。
感受性が強い人ほど、切り替えの時間を大切にしていく必要があります。
疲れやすいのは弱さではなく、感度の高さゆえなんです。

だからこそ、自分の心を守る習慣を持つことが何より大事だよね!
安心して働くには、「回復のルーティン」が支えになってくれますよ!
2.本気で人と向き合おうとする誠実さ
カウンセラーとして最も大切なのは、「相手の人生を軽く扱わない誠実さ」です。
HSPさんは心がやわらかく、どんな相手の話にも丁寧に耳を傾けようとする真剣さがあります。
例えば、「この人が少しでも安心できるように、私も真剣に考えたい」と思えるあなたの姿勢は、それだけで信頼されます。

知識や技術よりも、まずは「本気で向き合う姿勢」が相手の心を開く鍵になるんです。
誰にでもできることではありませんが、HSPさんにはその誠実さが自然と備わっているんです。
たとえ経験が浅くても、「この人は一生懸命聴いてくれる」と思われた瞬間に、安心感が生まれます◎
本気で向き合う人の言葉は、たとえ少なくても相手の心に届きますよ。

あなたの真面目さや優しさは、信頼関係をつくるための大きな力になります。
嘘のない気持ちで接していくことが、支援の土台になるんです。
その誠実なあなたを、どうか信じてあげてくださいね?
3.自分の軸に戻れる力がある
カウンセラーは、クライアントの悩みに心を寄せながらも、「自分の中心」を保つことが求められます。
HSPさんは相手の感情に深く共感しやすい分、気持ちが揺さぶられることも多いんです。
だからこそ、「あなたの心の土台」が整っていることが大切になります。

例えば、「私はすぐ落ち込みやすいけど、この時間だけは冷静にいよう」と決めている人は、感情にのまれにくくなります。
あなた自身がブレても戻れる“軸”を持っていれば、カウンセリングの場も安定します。
過去に自分の価値観を見つめ直した経験がある人は、この「内なる軸」を育てていることが多いです。
軸があると、「共感」も「安心」も、クライアントに伝わりやすくなりますね!

感情を否定せず、でも支配されない――そんなバランスがとれる人は、カウンセラーに向いています。
揺れながらでも戻れる場所があるなら、それはあなたの強さになります。
「あなた自身が安心できる軸」を持っていれば、寄り添いたいクライアントの安心となる存在にもなれますね◎
4.人の痛みに寄り添える
HSPさんの中には、過去に深く傷ついた経験を持っている方が多いです。
もしあなたがその痛みを少しずつ乗り越えてきた経験があるなら、その道のりはクライアントの希望になります。
例えば、「つらかったけど、今はこうやって人を支えたいと思えるようになった」という姿は、相談者にとって励みになるんです。

つらさを知っている人ほど、言葉の選び方がやさしく、相手を傷つけないように丁寧になれます。
その思いやりは、経験を通してしか育たないものなんです。
乗り越えてきたあなたの強さは、クライアントの安心につながります◎
カウンセラーとして立つために、「完璧」である必要はありません。

乗り越えた経験は武器だよ!
そして、それをやさしく活かせるあなたは、十分カウンセラーに向いています。
だから過去の痛みを、温かい力に変えてくださいね?
5.表に出ない気持ちにも気づける
HSPさんは、言葉にならない感情や、空気の変化にとても敏感です。
例えば、相談者が笑っていても「なんだか無理してるかも」と気づける人は、深いレベルでの支援ができます。
表面の言葉だけにとらわれず、その背景にある気持ちをそっと汲み取れる力は、カウンセラーにとって大きな武器なんです。

あなたが「違和感」に敏感であることは、相談者の心の奥にアクセスするきっかけになります。
そのためには、相手の感情だけでなく、あなた自身の感覚にも素直に耳を傾けることが大切◎
HSPさんの「なんとなく気になる」が、実は的を射ていることもよくあります。
感情の奥にある想いや経験を、言葉にならなくても感じ取れる力は、カウンセリングで活きてきます。

だから、敏感すぎる自分を否定する必要はないんだ!
その感覚が、クライアントの「本音」に気づくきっかけになるんです。
あなたの繊細さは、人の心の深いところに届く力なんですよ?
6.相手の話を最後までゆっくり聴ける
HSPさんは人の気持ちに寄り添う力がとても強いため、「話をさえぎらず、しっかり聴ける人」はカウンセラーに向いています。
例えば、言いたいことがわからなくても焦らず待てる、沈黙の時間に耐えられる人はとても大切な存在なんです。
あなたが丁寧にうなずいたり、静かに耳を傾けるだけで、クライアントは安心して心を開いていきます◎

「アドバイスしなきゃ」と焦らず、「この人は聴いてくれる」と感じてもらうことが信頼につながるんです。
感情を先回りして口を挟むのではなく、「相手のペースを大事にできるか」がカウンセラーとしての土台になります。
そのやさしい姿勢は、言葉よりも深い癒しを生むこともあるんです。
HSPさんの「繊細さ」は、まさにこの傾聴力に活かされていきます。

あなたが無理なく聴ける姿勢を持っていれば、それは大きな強みになるから!
言葉より「まなざし」や「間」が人を救うこともあるんです。
心に余白を持って関われる人は、とても貴重なんですよ◎
カウンセラーとして活動する前に整える事4

カウンセラーとして活動する前に整える事4つを紹介していきます。
- “心の土台”が整っているかを確かめる
- エネルギーを使う仕事という認識
- あなた自身が支えられる経験をする
- 小さな一歩から始める
1つずつ見ていきましょう。
1.“心の土台”が整っているかを確かめる
カウンセラーは「相手の話を聴く」仕事ですが、その前に必要なのは「あなた自身が整っているかどうか」なんです。
例えば、今もまだ過去のつらさに苦しんでいたり、他人の気持ちにすぐ引っ張られてしまう場合は、支える側に立つには少し早いかもしれません。
相手の話を聴いているうちに、あなたの過去と重なってしまって、感情があふれてしまうこともあります。

そうなると、冷静な対応が難しくなってしまいます。
まずは「誰かのために」ではなく、「あなた自身が安定しているか」を大切にしてください。
心の土台が整っていれば、どんな相談にも落ち着いて対応しやすくなります。
それは“完璧である”という意味ではなく、「揺れながらも戻れる場所があるかどうか」なんです。

カウンセラーとして長く続けていくためには、まずあなたの“安定”が必要!
土台がしっかりしていれば、相手の不安にもやさしく寄り添えます。
まずは、あなた自身の心が安心できる場所をつくることから始めてくださいね?
2.エネルギーを使う仕事という認識
カウンセラーという仕事は、「ただ話を聴くだけ」に見えるかもしれませんが、実際にはとても深く、エネルギーの必要な仕事なんです。
例えば、相談者の感情に寄り添いながらも、自分の気持ちは切り離して冷静に対応しなければならない場面が多くあります。
HSPさんは共感力が強いぶん、感情の波に飲み込まれやすいため、無意識のうちにぐったりと疲れてしまうこともあります。

また、一回一回の相談に全力で向き合いすぎると、自分の時間や心の余白がすり減ってしまうんです。
クライアントの話を聴くことは「やさしさ」だけでなく、「持久力」も求められる仕事なんです。
だからこそ、あなたが無理をしすぎずに働けるスタイルを見つけることが大切◎
「やりたい気持ち」だけで突き進むと、疲れ切ってしまうこともあるので注意してください。

準備や心の回復も「仕事の一部」だと思って、しっかり休むことも必要だよ!
「好き」だけでは続かないときがあるからこそ、無理のないペースで進めてくださいね。
カウンセリングは、あなた自身の心の余裕も大切にしていい仕事なんです。
3.あなた自身が支えられる経験をする
HSPさんがカウンセラーを目指すとき、
- 「誰かの役に立ちたい」
- 「人の力になりたい」
と思う方が多いです。
でも、まずは“あなた自身が支えられる経験”をすることがとても大切なんです◎
例えば、信頼できるコーチやカウンセラーに話を聴いてもらったり、自分の悩みを整理する時間をつくってみてください。

誰かにじっくりと話を聴いてもらうことで、「こんなふうに安心するんだ」「こんな関わり方をしたいな」と自然に気づくことができます。
実際に「聴いてもらう側」を体験することで、カウンセラーとしてのあり方がリアルに見えてきます。
また、あなた自身の癒しや安心にもつながるため、心の余白を育てることができます。
理論を学ぶ前に、「心を整える体験」をしておくことが、カウンセラーになるための土台になりますね!

だからこそ、まずは受けることから始めるのがおすすめ!
あなたが安心できる経験が、他の誰かの安心につながっていきますよ。
「支える前に支えられること」が、やさしいスタートなんです。
4.小さな一歩から始める
HSPさんは完璧を目指しすぎて、
- 「もっと勉強してからじゃないと…」
- 「資格が取れないとだめ」
と思い込んでしまうことがあります。
でも、カウンセラーになる道は、資格だけが正解ではありません。
例えば、
- 身近な人の話を丁寧に聴いてみる
- 日記で気持ちを整理する
- 心理学の本を1冊読んでみる
――そんな一歩も立派な準備なんです。
「ちゃんとしたプロになる前に動いてはいけない」と思わなくていいんです。
あなたのやさしさや、話を聴く姿勢は、今この瞬間から誰かの力になります。

大きなことをしなくても、目の前の人に心を向けることから始められますね!
小さな実践を重ねることで、自信も自然と育っていきます。
「今のあなたでできること」から動いてみてくださいね?
焦らず、やさしく、自分を信じながら進めば大丈夫です。

最初の一歩は、“完璧じゃないあなた”で踏み出していいんだよ!
心理職の心の疲れを癒す対策5

心理職の心の疲れを癒す対策5を紹介します。
- 「聴くだけの日」「受けない日」を決める
- “言葉のフィルター”を意識する
- 「仕事モード」と「オフの自分」
- 信頼できる人に気持ちを出す
- 「安心できる習慣」を毎日に取り入れる
1つずつ見ていきます。
1.「聴くだけの日」「受けない日」を決める
HSPさんは、連日人の話を深く聴くと、知らないうちに疲労がたまってしまいます。
そのため、カレンダーに
- 「相談を受けない日」
- 「作業だけの日」
など、心を休める日を意識的に入れておくことが大切◎
例えば、
- 月曜日と金曜日は軽めの予定にする
- 土曜は完全オフにする
など、自分の心と体に合わせて調整していきましょう。
スケジュールが埋まっていると安心する反面、休みがないまま突っ走ってしまいがちです。
長く続けるためには、「余白」を前提にスケジュールを組む意識が必要です。

相談業務は、内容が軽くても“心のエネルギー”を消費することを忘れずにいてください。
あなたのエネルギーは限りあるものだからこそ、休むことも仕事のうちなんです。
「受けない」と決めた日は、しっかり自分を休ませてあげてくださいね。

その時間が、あなたのやさしさを守る力になるね!
2.“言葉のフィルター”を意識する
HSPさんは相手の気持ちをすぐに自分のことのように感じてしまう傾向があります。
そのため、「あの人がつらい=私もしんどい」と感じる回数が多くなり、心が持たなくなってしまうことがあるんです。
そんなときは、相手の言葉をそのまま“吸い込まない”イメージを持ってみてください。

例えば、「この人はこう感じているんだな」と少し距離を持って観察するような言い方に変えるだけでも効果があります。
「なんとかしなきゃ」と思う前に、「そう感じることもあるよね」と受け止める“言葉のクッション”を挟むんです。
共感しながらも冷静でいられるクセがついてくると、疲れ方が大きく変わります。
相手のつらさを“受けとめる”ことと、“抱え込む”ことは違います。

あなたの心を守る言葉づかいが、仕事を長く続ける鍵になるよ!
少しの意識で、心の消耗をぐっと減らせるんですよ。
3.「仕事モード」と「オフの自分」
HSPさんは共感力が高く、クライアントの感情を引きずりやすいんです。
だからこそ、「仕事が終わったら切り替える」ための儀式があると安心できます。
例えば、
- 終業後にハーブティーを飲む
- アロマを焚く
- 散歩をする
など、五感でリセットできる習慣がおすすめ◎
仕事と私生活の境界線があいまいだと、心がずっと緊張状態のままになってしまいます。
オンオフを切り替えることで、自分自身の感情を守れるようになります。

特に在宅ワークの場合は「着替える」「机を片づける」だけでも効果があります。
小さなことでも、自分のスイッチが入る・切れる行動を決めておくのがコツです。
一日の終わりに“オフのあなた”に戻る時間を大切にしてくださいね。

あなたの心に余白があるほど、やさしく働き続けることができるね!
4.信頼できる人に気持ちを出す
HSPさんは「話を聴く側」になることが多く、自分の感情を吐き出す機会が少なくなりがちです。
でも、あなたにも「安心して話せる場所」が必要なんです。
例えば、
- 同業者の仲間
- 信頼できるコーチ
- パートナー
などに「今日ちょっと疲れたな」と伝えるだけでも違います。
聴くことが多いからこそ、話すことがバランスになります。
一人でなんでも消化しようとせずに、言葉にすることで感情を流すことを習慣にしてみてください。

心のゴミを出さないままでいると、どこかでパンクしてしまいます。
定期的に「話す側」になることで、あなた自身が軽くなっていきます。
やさしさを人に向けるように、あなた自身にも向けてあげてくださいね。

気持ちを言える場所は、あなたの土台になってくれるよ!
5.「安心できる習慣」を毎日に取り入れる
心理職は、感情を多く扱う仕事だからこそ、「感情が穏やかになる時間」を日々つくることがとても大切です。
例えば、
- 朝起きてコーヒーの香りをゆっくり楽しむ
- 散歩して風を感じる
- 好きな音楽を流す
――そんな習慣でもいいんです。
HSPさんは五感が敏感なので、音・香り・触感・光などで心が癒されやすいんですよ。
あなたにとっての「安心スイッチ」を見つけておくと、感情の波が静まる助けになります。

どんなに忙しくても、1日5分でもいいから“心がほっとすること”をする時間をつくってください。
それがあるかないかで、日々の疲れ方が本当に変わってきます。
人を支えるには、あなた自身が穏やかであることが何より大切です。
自分に優しい時間を「意識して持つ」ことは、自己管理の第一歩です。

安心できる習慣が、あなたのやさしさを支える土台になるよ!