
HSPさんって生きづらいの?

HSPを知る前は、生きづらいと感じた経験の方が多いよ!
前半では、HSPさんが生きづらい理由7つと対策6つについて知ることができます。
後半では、HSPさんが抱えるお悩みと私自身の体験を踏まえてお話しします◎

HSPが生きづらい理由7つ

- 言動にすぐ揺れる
- 素直に話すのが怖い
- 内向的は損
- 空気を読む文化
- 他人の意見に影響
- 仕事選びに迷う
- HSPの浸透
1.言動にすぐ揺れる
HSPさんは、ちょっとした言葉や表情にとても敏感です。
例えば、相手が少し不機嫌そうだと「私が何か悪いことをしたかな?」と気になってしまうことも。
また、映画や本などでも深く感情移入し、涙が止まらない…なんてこともあります。

本編に入る前のたった数十秒で涙が溢れたり

心を動かされるんだよね
その感受性は素晴らしい能力ですが、日常の刺激が多いと疲れてしまうことも。
自分を守るために「感情を落ち着ける時間」や「1人の空間」が必要です◎
感情を感じすぎることは弱さではなく、優しさの裏返し。

うまく休みながら、その感受性を自分の強みに変えていきましょうね?
2.素直に話すのが怖い
HSPさんは相手を傷つけないようにと、言葉をとても慎重に選びます。
また、否定されたり、冷たくされたりすることに強いストレスを感じたり。
そのため「本音を言っても大丈夫かな」と不安になり、つい我慢してしまいます。
- 言ったら嫌われるかも
- 言ったらもう会えなくなるかな
- 友達減っちゃうかな

結果的に、心の中にモヤモヤがたまってしまうことが。
「本当はこう思っている」と伝えるのにも、勇気が必要ですよね?
信頼できる相手には、少しずつでも思いを言葉にしてみることが大切です◎

あなたの想いを伝えることに意味があるんだよ!
伝えることで、気持ちが軽くなり、自分自身への信頼も高まっていきます。
それに本音を言い合った関係の方が長続きしますよ!
3.内向的は損
現代の社会では「コミュニケーション能力が高い=評価される」と思われがちです。
- 元気で明るい
- 人前で堂々と話せる
- 社交的
上記のような人が目立ちやすく、評価されやすい傾向があります。
でもHSPさんは、静かな場所でゆっくりと考えたり、じっくりと人と関わったりするのが得意です。

そのため、自分の良さが表に出づらく「評価されにくい」と感じることも。
本当は、聞き上手で、人を大切にできる力があるのに、それが見えにくいのです。

もどかしいよ!
無理に外交的になろうとするより、自分らしい関わり方を大切にしたいですね。

無理に明るく振る舞うのではなく、あなたらしさを大切にしてください!
内向的な力も、社会にとって必要な価値の1つです。
4.空気を読む文化
日本の社会は「和」を大切にする文化があり、「みんなと同じ」が求められる場面が多くあります。
- 同じようにノートを書く
- 集団行動は絶対
- 同じ動き
HSPさんは空気を読むのが得意なので、周囲の雰囲気を察して行動しようとします。
でも、それが続くと「本当は違う意見があるのに言えない」と感じるようになるんですよね。

まさに義務教育がそうさせてしまっている事をしみじみ感じました。
「みんなと同じでいなきゃ」と無理をしてしまうことで、自分を見失いやすくなるんです。
そして「周りに合わせられない自分はダメなのかな…」と自己否定につながることも…。

みんなちがっていいのにね!
本当は、自分の意見を持っていてもいいし、違っていてもいいんです◎
「違うこと」を恐れずに受け入れる社会が、HSPさんにとっても生きやすい世界になるんですよね。
5.他人の意見に影響
HSPさんは共感力が高く、相手の気持ちに敏感です。
だからこそ、「あの人がこう言ったから…」と周囲の意見に流されてしまうことがあります。
自分の考えがないわけではないけれど、相手の気持ちを優先してしまい、自分の意見を後回しにしがち。

その結果、「本当はどうしたいんだろう?」とわからなくなってしまうんです。
周囲に合わせるあまり、自分の価値観や判断基準を見失うこともあります。

やだよ…
自分の「心が動く瞬間」や「大切にしたいこと」に気づくことが、軸を作る第一歩になります。
焦らなくても、少しずつで大丈夫です。

あなたが大切にしている価値観があなたを守ってくれます◎
6.仕事選びに迷う
HSPさんは、感受性が高く、まわりの環境や人間関係に強く影響を受けやすい特徴があります。
そのため「給料」や「安定」だけで仕事を選ぶと、心が疲れてしまうことも。

まさに私です。笑

大切なのは、価値観に沿った生き方だったんだよね?
でも、「やりがい」や「安心感」も大切にしたいと思うので、どんな仕事が自分に合っているのか迷ってしまいがち。
さらに、刺激が強すぎる職場や騒がしい環境では、本来の力を発揮しづらい傾向もあります。
だからこそ、「これでいいのかな?」と不安になりやすいんです。

「普通」に合わせようと無理してしまうと、余計に心が消耗してしまいます。

だれかの声より、あなたはどうしたい?
自分にとっての「心地よさ」が大切な判断軸になります。
7.HSPの浸透
最近、「HSP(繊細さん)」という言葉がテレビや書籍、SNSなどで取り上げられることが増えてきました。
それにより、自分がHSPだと気づいた人も多く、「私だけじゃなかったんだ」と安心する声もあります。
一方で、
- 「HSPは甘え」
- 「繊細さは直すべき」
という偏見や誤解もまだ根強く残っています。

脳の特性なんだから、仕方ないんだけど!

知識が不足している人の考えだね
社会全体にHSPの理解が進んできているものの、正しく浸透しているとは言えない現状です。
HSPの特徴は「病気」ではなく、「生まれ持った気質」であるという認識が広まることが大切◎
HSPが自分の気質を責めずに、ありのままを受け入れられる社会になっていくことが求められています。
「繊細さ=強み」として活かせる社会づくりが、これからの課題です。
生きづらいHSPの対策6つ

- 五感を休ませる
- 少人数
- 活かせる場所を選ぶ
- 無理せず休む勇気
- 大切を知る
- 繊細さを受け入れる
1.五感を休ませる
HSPさんは音や光、人混みなど、五感への刺激にとても敏感です。
そのため、
- 静かな部屋で音楽を聴く
- 照明を落とす
- 自然の中で過ごす
など、刺激を減らす工夫が効果的です◎
仕事や人付き合いでたまった疲れも、静かな環境で癒されやすくなります。

SNSなど情報の多さにも疲れやすいため、スマホを手放す時間も大切ですね。

インスタは仕事以外では使わないようにした
五感が落ち着くと、気持ちも穏やかになりますね◎
毎日の中に「刺激を減らす時間」を意識して取り入れてみてください。
自分をケアする習慣が、心の安定につながっていきますよ。
2.少人数
HSPさんはたくさんの人と広く浅く関わるより、少人数とじっくり関わる方が向いています。
無理して友達を増やすより、「この人と一緒にいると落ち着くな」と感じる関係を大切に◎
その方が気疲れせず、自分らしくいられる時間が増えますね!

安心できる相手とは、言葉にしなくても気持ちを汲み取ってもらえることもあります。

素敵な関係だよね!
「理解されている」と感じられることで、自己肯定感も高まります。
たとえ1人でも、信頼できる人がいれば、それだけで心は強くなれるんです◎
あなたに合ったつながり方を見つけていきましょうね?
3.活かせる場所を選ぶ
HSPさんは、静かな環境や落ち着いた人間関係の中でこそ力を発揮します。
逆に、せかせかした職場や競争の激しい環境では、ストレスを強く感じることが多いです。
「頑張ってるのに評価されない…」と感じる場所に無理に居続けると、自己肯定感も下がってしまいます。

だからこそ、「自分の良さが自然と認められる環境」に身を置くことが大切です。

認めてもらえる場所最高◎
例えば、丁寧さや共感力が求められる仕事などは、HSPさんに向いています。
自分の強みが活かされる場所を探すのは、逃げではなく前向きな選択です◎
環境を変えることで、生きやすさがぐっと変わることもあります。

まさに今、理想の働き方ができています!
4.無理せず休む勇気
HSPさんは周囲に気を配りすぎて、つい頑張りすぎてしまうことがあります。
- こういうのがあったら喜ぶかも
- こうしたらもっと楽ができそうだね
- もっと仕事しよう!
でも、無理を重ねると心も体も疲れてしまい、生きづらさが増してしまいます。
「疲れたな」と感じたときは、遠慮せずに一度立ち止まることが大切です。

がんばったあなたに「休んでいいよ」と許可を取ってあげてくださいね?
誰かと比べて焦る必要はありません。
自分のペースで十分です。
1日頑張ったら、しっかり1日休むぐらいでもOK!

「休む=悪いこと」ではなく、「回復するための大切な時間」だよ!
心と体のバランスを整えることが、生きやすさにつながります。
5.大切を知る
HSPさんは他人の感情に敏感なため、周りに合わせすぎて疲れてしまうことがあります。
そんなときは、「自分は何を大切にしたいのか?」を見つめ直すことが必要です◎
例えば、
- 安心感が大事
- 1人の時間が必要
- 仕事は1日8時間まで
など、自分だけの価値観を明確にしていきましょう。
価値観が見つかると、物事の選び方や人間関係がぐっと楽になります。

あなたにとっての大切な価値観があなたを幸せに導いてくれますよ◎
他人に合わせるより、自分を軸に行動できるようになります。

他人軸卒業だ!
HSPさんにとって、「自分らしさ」は最大の武器です◎
時間をかけてでも、自分の中にある「大切なもの」に気づいていきましょう。
6.繊細さを受け入れる
HSPの人は、生まれつき感受性が強く、刺激に敏感な傾向があります。
まずは「自分はそういう気質なんだ」と受け入れることが大切です。
あなたはこういう経験ありませんか?
- 普通にならなきゃ
- 強くならなきゃ
- 体力つけなきゃ
- 鈍感にならなきゃ
上記のように思って、自分を無理に変えようとすると、心がすり減ってしまいます。

以前の私もそうでした。

他人軸を卒業できてよかったね!
繊細さは弱点ではなく、優しさや思いやりの裏返しでもあります。
HSPは5人に1人の割合で存在する、繊細な気質です。
自分の特性を正しく知ることで、対応の仕方も見えてきます。
「わたしはこれがいい」と思えることが、第一歩になります。
HSPさんが抱えるお悩み5つ

- 自分の意見が言えない
- ちょっとした事で傷つく
- 日本生きづらい
- 気疲れが辛い
- 自分には取り柄がない
1.自分の意見が言えない
HSPさんは対立や争いを避けようとする傾向が強く、「波風を立てたくない」と感じることが多いです。
そのため、自分の意見があっても言わずに飲み込んでしまうことがあります。
- 「言ったら嫌われるかも」
- 「変な空気になるかも」
と不安が先に立ってしまうのです。
でも、意見を言うことは「わがまま」ではなく、自分を大切にする行動です。
最初は勇気がいりますが、小さなことから伝えていく練習をしてみましょう。
- いつもコーヒーに手を挙げていたけど、紅茶に変える
- いつも悪口に同調していたけど、話題を変える

あなたの声にも、きちんと価値があります。
もし、あなたがこのまま自分の気持ちを大切にしなかったら、あなたの気持ちはなかったことになります。
周りは、あなたがあなた自身をどう扱うかで対応が変わります。
本当に。

尊重されることを願うのなら、まずはあなた自身があなたの声を大切にしてください!

あなたの考えが聞きたい
「伝えること=自分を大事にすること」だと考えてみてくださいね?
2.ちょっとした事で傷つく
HSPさんは、たとえ相手が何気なく言った言葉でも、深く心に残ってしまうことがあります。
あとから
- 「なんであんなこと言われたんだろう」
- 「そんな強く言わなくていいじゃん」
- 「もっと優しい言い方あるのに!」
と何度も思い出してしまう人も多いです。
でも、それは心が弱いのではなく、人よりも「感情の受け取り方」が繊細だから。

「気にしすぎ」と自分を責める必要はありません。

あなたの心がそう言ったんだよね?
まずは「こんな風に感じたんだな」と自分の気持ちを受け止めてあげましょう◎
自分を守るための感性なのだと思えば、見方が変わってきます。
小さな出来事でも、あなたにとっては大切な「心のサイン」ですよ?
3.日本、生きづらい
日本は
- 「空気を読む」
- 「周りと合わせる」
文化が根強く、HSPさんにはつらく感じられる場面が多いです。
「なんでそんなに気にするの?」と言われて、余計に孤独を感じることもあります。
その反動で、「もっと自由に生きられる場所に行きたい」と思う人も多いです。

海外には個性を尊重する文化も多く、「自分らしくいてもいい」と感じられる国もあります。

アメリカは最高だったよね!
ただ、環境を変える前に「どうして今がつらいのか」を見つめることも大切です◎
逃げたい気持ちは、自分を守ろうとする自然な反応です。
その気持ちを責めずに、「自分が心地よく生きられる場所」を見つけていきましょう。
4.気疲れが辛い
HSPさんは相手の表情や声のトーン、小さな変化にもすぐ気づく繊細なアンテナを持っています。
そのため、
- 職場
- 学校
- 家族関係
- 友人関係
などで「こう思われているかも」と気を遣いすぎてしまうことが多いです。
人間関係が深くなるほど、遠慮や我慢が増えてしまい、心が重くなることも。
「いい人でいなきゃ」と思いすぎて、自分を押し殺してしまうこともあります。

人と距離をとることは「冷たい」のではなく、「自分を守る」ための大切な選択です。

あなたはあなたのままでいい!
自分が心地よいと感じる距離感を大切にしましょう◎
人と上手に関わるには、まず自分自身との関係を整えることが大切です。
5.自分には取り柄がない
HSPさんは周りと比べすぎてしまう傾向があり、「あの人はすごいのに、自分は何もない…」と感じやすいです。
感受性の高さや気配りといった特性は、目立ちにくいけれどとても価値のある力です。
でも、自分では「これは当たり前」と思ってしまい、強みとして気づきにくいことが多いです。

完璧主義になりがちな人も多く、少しできないだけで「自分はダメ」と思ってしまいがち。

人の話を丁寧に聞けたり、細かい変化に気づけたりするのは大きな強みだよ!
他人から「ありがとう」と言われたことを振り返ると、ヒントが見つかることもあります。
自分の特性を認めることが、自信の第一歩になるんですよ!
HSPの私・経験談

HSPの私・経験談を紹介します。
- 語学留学にアメリカに
- 尊重する文化
- オープンに伝える事
あなたの励みになったら嬉しいです。
語学留学にアメリカに
まだコロナ禍になる前に、語学留学のためにアメリカに行きました。
10日間、アメリカのオレゴン州でホームステイして、たくさんの外国の方とお話しすることができました。
尊重する文化
本当に初めましてとは思えないくらい、みなさんオープンで、自分の気持ちを大切に伝えてくれました。
私のつたない英語でも、最後まで笑顔で聞いてくれました。
わかる表現を選んで伝えてくれる姿に感動したことを覚えています。
私の逆で、日本語を学んでいるアメリカ人の彼もいました。

「日本語の美しさがすきなんだ」と照れくさそうに言っていたな

感性が美しかった
みんな、想いはちがうけど、尊重し合い、励まし合う姿に心を強く打たれました。
尊重し合う文化だからこそ、自分の想いを伝えることができているのかもしれないと新たな気づきを得たり。
オープンに伝える事
海外に行った経験は、これまでの価値観を変えてくれました。
- 自分の想いを遠慮せずに伝えること
- 相手の気持ちを尊重すること
- ありのままの自分を愛すこと
本当に素敵な思い出をたくさん持って帰ることができてうれしかったです。
「オープンでいい、もっと自分の気持ちを伝え合っていいじゃない!」って気持ちになりました。

あなたの気持ちを尊重する私でありたい

いつだって味方だからね!
これからちょっとずつ、あなたの気持ちを伝えてみませんか?