
HSPさんって涙もろいの?

涙が出る時、大抵シチュエーションが決まっていることに気づいたよ!
前半では、人と話すと涙が出る理由と自分の話で涙が出る理由を解説します。
後半では、涙が出る時の対策6を紹介していきますね◎

人と話すと涙が出る理由9

人と話すと涙が出る理由9を紹介します。
- 言葉になる前の感情
- がんばりすぎた
- 安心感
- 心の奥での理解
- 焦り
- 共感
- 感動
- 想像
- 感情のフタ
1つずつ見ていきましょう。
1.言葉になる前の感情
HSPさんは感受性が高すぎて、気持ちが言葉になる前にあふれてしまうことがあります。
「なんて言えばいいかわからないけど、涙が出る」というのは、感情がとても豊かな証です。
涙は“ことばになる前の感情”が姿を変えたものともいえます。

内に秘めた想いが溢れてきたんですね

想いが膨らんで、溢れてしまうんだよね
2.がんばりすぎた
HSPさんは人に頼らず、感情を隠してがんばる傾向があります。
でも、やさしさにふれたとき、「私はそんなにがんばらなくてよかったのかも」と気づき、張りつめた心がほどけて涙があふれてきます。
それは「よくやってきたね」と、心の奥が認めている瞬間です。

がんばってくれたあなた自身に「ありがとう」言ってあげてください。

よくがんばったよね
3.安心感
HSPさんは、自分の本音や悩みを人に話すことがとても難しいと感じていることが多いです。
だからこそ、「この人なら大丈夫」と思えた瞬間、心の緊張が一気にほぐれます。
それはまるで、長く張っていたゴムが切れたような感覚。
心の安全が涙となって現れる、とても大切な反応です◎

心の居場所を見つけたような温かい気持ちになります。

ふわふわして温かいね
4.心の奥での理解
HSPさんは、普段「どうせわかってもらえない」とあきらめていることも多いです。
だからこそ、誰かが心から共感して言葉をくれたりすると、「こんなにも理解されることがあるんだ…」という驚きと安堵で、自然と涙があふれます。
それは“救われた気持ち”が身体に現れているサインでもあります。

表面的な言葉だけじゃなくて、心からの理解がほしいんです。

心で受け止めてもらえるとうれしいね
5.焦り
HSPさんは、
- 「相手を傷つけたくない」
- 「変な空気にしたくない」
と思いやすいタイプ。
そのため、会話の途中でうまく返せないと感じると、心がいっぱいいっぱいになってしまいます。
「どうしよう、ちゃんと答えなきゃ」という気持ちが焦りになり、涙に変わって出てくるのです。
その涙は、責任感と優しさの表れでもあります。

相手を思いやる気持ちを大切にしている証ですね◎

伝えようって一生懸命なんだよね?
6.共感
HSPさんは共感力がとても高いため、
- 人の悲しみ
- 喜び
- 悔しさ
を“自分ごと”のように受け取ってしまうことがあります。
それが強くなると、相手が泣いていなくても、代わりに涙が出てしまうことさえあります。
「共感性の涙」は、HSPさんにとって自然な感情の動きです。

HSPさんにとって他人事ではなくなるんです。

相手の気持ちが入ってきちゃうんだ
7.感動
HSPさんの中には、「自分は足りない」と思っている人も少なくありません。
だからこそ、誰かにやさしい言葉をかけられると、「そんな風に思ってくれるなんて…」という驚きと感動が入り混じって、涙が止まらなくなることがあります。
それは心が「やっと受け入れてもらえた」と感じた証拠です◎

だれかの一言ですごく心が震わせられるんだよね

驚きと感動が同時にくる感じだよね
8.想像
HSPさんは、ほんの少しの言葉から背景や気持ち、状況まで深くイメージしてしまう力があります。
- 「その人がどんな思いでそれを話してるのか」
- 「どんな経験をしてきたのか」
など、自分の中でストーリーをふくらませてしまい、感情がこみ上げて涙が出ることがあります。
それは感受性の豊かさゆえの反応で、決して弱さではありません。

言葉だけでなく、置かれている背景をイメージして話を聞いています。

「心で聞いてくれてありがとう」って言われたね
9.感情のフタ
HSPさんは日々いろいろなことを気にかけ、自分の感情を後回しにしがちです。
だからこそ、安心して話せる場があると、その瞬間に心のバランスが崩れて、ため込んでいた悩みや不安が涙として出てきます。
涙は「あなた、がんばってきたね」という心のメッセージです。

ため込みすぎると一気に緩むんです。

いつもよくがんばっているよね
HSP・自分の話で涙が出る7

HSP・自分の話で涙が出る7を紹介します。
- 自分を責めすぎた話
- 気持ちがたくさん
- 心の扉が開いた時
- 緊張と不安
- 受け止められた
- 場の空気
- 静かな1対1
ゆっくり見ていきましょう。
1.自分を責めすぎた話
HSPさんは、自分を責める話をしているときに、「でもそれって、すごくがんばってたってことだよね」と気づいた瞬間に、張りつめていた気持ちがゆるんで、涙が出てきます。
その涙は、自己否定から“自分への理解”に変わった瞬間でもあるのです。

「無理させすぎていたな」って気づくんですよね

「こんなにがんばってたんだ」って込み上げてくるんだよね
2.気持ちがたくさん
HSPさんは感情が複雑で、自分でもなかなか言語化できないことがあります。
そんな時に話そうとすると、頭の中が混乱し、「どう話せばいいかわからない…」というもどかしさで涙が出ることも。
これは気持ちがたくさんありすぎる証拠でもあります。

たくさんの気持ちを抱えながら乗り越えてきたんですよね?

あなたのその気持ちゆっくり聞かせて
3.心の扉が開いた時
誰かに
- 「話していいよ」
- 「大丈夫だよ」
と言われた瞬間に、それまで抱えていた不安や我慢が一気に緩み、涙がこぼれることがあります。
「こんな自分でも受け止めてもらえるんだ」という経験は、HSPさんにとって特別です。
それは“安心”がもたらす自然な反応で、むしろ心の回復が始まっている証拠です。

受け止めてもらえることに感動しますよね?

心の居場所を見つけたような温かい気持ちになる
4.緊張と不安
大勢の前で意見を求められたり、自分の気持ちを伝えようとしたときに、うまく言葉が出てこなくて涙が出ることがあります。
これは
- 「ちゃんと伝えなきゃ」
- 「でもどう話せば…」
という不安と焦りが入り混じった状態です。
HSPさんは失敗を恐れやすく、自分に厳しい傾向があるので、“言えない自分”を責めてしまって、結果的に涙になってしまうことも。

ゆっくりでいいんですよ

あなたの気持ち受け止めたい
5.受け止められた
普段から「こんなこと話していいのかな」と不安を抱えているHSPさんは、本音を否定せずに聞いてもらえたとき、ものすごく深い安心感を覚えます。
そしてその瞬間、「わかってもらえたんだ」という気持ちが込み上げて、自然と涙がこぼれてしまうのです。
これは感情を押し込めてきた人ほど強く感じやすいです。

1人で抱え込みがちだからこそ、受け止められた時の安心感で涙が◎

「はぁ、やっとわかってもらえた」って安堵感
6.場の空気
HSPさんは周囲の雰囲気にとても敏感。
誰かが怒っていたり、泣いていたりすると、その感情に自分の気持ちも重なって涙が出てしまうことがあります。
特に感情が揺れやすい話題や、自分のつらさと共通点があるときほど、涙につながりやすいです。

自然と相手の気持ちを受け取ってしまうんです。

高い共感力を持っているんだ
7.静かな1対1
にぎやかな場では平気なのに、1対1でじっくり向き合った瞬間に涙が出てくることがあります。
これは、相手の目を見て真剣に話すことで、自分の気持ちと向き合うスイッチが入るためです。
誰かに本気で向き合ってもらうと、今までの我慢や寂しさが一気に出てきてしまうことも。
心の奥の「わかってほしかった」が、ようやく動き出す瞬間です。

「やっと受け止めてもらえた」って心が感動します。

心が安心するんだよね
涙が出る時の対策6

涙が出る時の対策6を紹介します。
- 気持ちを整理
- 深呼吸
- 誰に話すか
- 心の準備
- エクスプレッシブ・ライティング
- 涙が出るのは自然
1つずつ見ていきましょう。
1.気持ちを整理
涙が出ると、話そうと思っていたことが言えなくなることもあります。
そんなときのために、自分の気持ちをメモにしておき、「もし涙で話せなくなったらこれを渡そう」と思っておくと、安心して会話に臨めます。
これはHSPさんならではの“自分を守る準備”です。

用意しておくと、心が安心します。

リラックスして話せそう
2.深呼吸
涙がこみ上げてきたら、ゆっくりと深呼吸を3回してみましょう。
「吸って、吐いて」に意識を向けると、気持ちが落ち着きやすくなります。
それだけで感情の波が静まり、涙の勢いも落ち着くことがあります。
これは“涙を止める”というより、“涙に飲み込まれない”ための方法です。

緊張しやすい時は、呼吸が浅くなりがちです。

吐く時間を長めにとることで落ち着いていくよ◎
3.誰に話すか
HSPさんにとって、「誰に話すか」もとても大切な要素です。
頭ごなしに否定したり、冷たくされた経験があると、涙が“恥ずかしいもの”に感じてしまうことも。
だからこそ、「泣いてもいいよ」と受け入れてくれる相手に話すことが大切です。
涙を見せられる関係は、心の安全基地になります。

「この人なら大丈夫」という安心感で心がほぐれます。

ホッとするよね
4.心の準備
大事な話をするとき、「実はちょっと涙が出るかも」と先に言っておくだけで、自分も相手も構えることができ、心のハードルが下がります。
相手の理解があると、気持ちがほぐれて、涙がスムーズに流れていくだけでなく、逆に泣かずに話せたという経験につながることも。
“安心して話せる場”を自分でつくる工夫をしていきたいですね。

「あ、涙が出るかも」と先回りして伝えるんです。

急に泣いたらびっくりされるけど、事前に言われたら準備ができるね?
5.エクスプレッシブ・ライティング
HSPさんは考えすぎたり、感情をためこみやすいタイプ。
普段からモヤモヤをノートに書いておくだけでも、感情が整理され、涙として出にくくなることがあります。
エクスプレッシブライティング とは、自分が感じたことや思っていることをひたすら紙に書き出して言語化するという方法。
1980年代、アメリカの心理学者であるジェームズ・ペネベーガー氏によって提唱され、日本語では「筆記開示法」とも呼ばれています。
- 「なにがつらかった?」
- 「なんで悲しかった?」
と、自分に問いかけながら書いてみましょう。
それだけで心の奥の圧力がやさしく下がります。
実際に下記のようなメリットを受けることができます。
- 思考の整理ができる
- 自分を客観的に見れる
- 逆境に立ち向かう力の向上

8分ほど書き続けることで効果を感じられます。

ひたすら書き殴るだけだよ
6.涙が出るのは自然
HSPさんは、感情があふれやすいぶん、涙も自然にこみ上げやすくなります。
でもそれは決して“悪いこと”ではなく、心がちゃんと働いてくれているサインです。
「泣いてもいいんだ」と自分に許可を出すことで、泣くことへの抵抗が減り、涙そのものが怖くなくなります。
まずは、“泣くことは強さの一部”と知ることが大切です。

心の緊張が解けて抑えていた感情が解放されるんです。

心のバランスを回復させてくれるんだよ
涙が出るのは心の声

「涙=心の声」という考え方は、HSPさんが自分らしく生きるための大切な気づきにつながります。
- 心が正直に反応したサイン
- 幸せのスイッチ
- 本音の気持ち
- 涙で癒す
- 心の声
ゆっくり見ていきましょう。
1.心が正直に反応したサイン
涙が出ることに恥ずかしさを感じたときは、心の中でそっと「泣いてくれてありがとう」と言ってみましょう。
それは、あなたの心が正直に反応してくれたサインです◎
その気持ちを否定せずに認めてあげることで、自分への理解が深まり、自己肯定感も高まっていきます。

「今こんな気持ちになっているんだね」ってやさしく受け止めてあげてください。

認めてあげると落ち着くね
2.幸せのスイッチ
「感動して涙が出た」「やさしくされて泣けた」という場面には、あなたが大切にしたい想いがギュッと詰まっています。
ネガティブな涙ばかりに注目せず、ポジティブな涙にも目を向けることで、
- 「自分はこんなことに感動するんだ」
- 「こういうことに幸せを感じるんだ」
と、自分の“幸せのスイッチ”を見つけやすくなります。

あなたを幸せにしてくれるヒントが詰まっているんです。

心が動いた時の感動探しを始めよう
3.本音の気持ち
HSPさんは考える力が強いぶん、
- 「こうすべき」
- 「こう見られたい」
にとらわれがち。
でも、涙が出たときの想いは、そうした“頭の声”ではなく、心からの本音であることが多いです。
泣いた瞬間に思っていたことや感じていたことは、あなたの価値観を映し出しているサインです。
そこにこそ、“自分らしさ”が隠れています。

涙が出る時ほど、何を大切にしていたか気づけました。

涙にはあなたの大切な価値観が隠されているんだ
4.涙で癒す
- 「泣いちゃダメ」
- 「恥ずかしい」
と思って涙を止めてしまうと、心の中に感情がたまり続けてしまいます。
でも、HSPさんにとって涙は、自分を癒す精神安定剤でもあります。
静かな場所で、自分のためだけに泣く時間を作るのもおすすめです。
涙を出しきることで、深呼吸した後のようなスッキリ感を味わえることもあります◎

その涙はあなたを癒してくれます。

涙を外に出してあげて
5.心の声
HSPさんの涙は、ただ感情的になっているのではなく、
- 「本当はこうしたい」
- 「こうありたかった」
という心の声の表れです。
誰かの優しさに泣けたなら、「私もやさしくありたい」と思っているのかもしれません。
小さな感動や悔しさに涙が出るとき、それが自分らしさのヒントになります◎
「どうして泣いたんだろう?」と自分に問いかけてみることが大切です。

涙には本音が隠れています。

その本音と向き合うことで気づけるんだね
HSPのよくある質問

HSPのよくある質問を紹介します。
- スピリチュアル
- ミニマリスト
- 相談できない
回答していきますね。
スピリチュアル
「HSPってスピリチュアルと相性いいですか?」という質問。

相性は関係ないよ

スピリチュアルだけでは、物事はいい方向へ進みません。
ミニマリスト
「HSPは、ミニマリスト生活が向いているんですか?」という相談。

受け取る刺激を少なくできるからおすすめしてるよ

向き不向きあると思いますが、一度挑戦したら新しい自分に出会えます。
相談できない
「相談できないのがきついです」というお悩み。

相談って勇気がいるもんね?

職場の環境にもよりますよね。まずは小さなお願いから始めてみませんか?
HSPの私・体験談

HSPの私・体験談を紹介します。
- 涙もろい
- 心のコンパス
- 大切な価値観
1つずつ見ていきましょう。
涙もろい
- 小説で号泣
- 映画の本編前の予告で涙が溢れる
- 誰かが泣いたらもらい泣き
こんな感じで高い共感力がいたるところで涙を誘導します。笑
ネガティブ・ポジティブどちらも影響されますが前向きに捉えられるようになったのは「HSP」という特性を理解できるようになったからです。
心のコンパス
涙は、自分の本音を教えてくれる鍵です。
- 心から求めていること
- 悲しかったこと
- 悔しかったこと
自分の心を反映させてくれる鏡とも言えますね。
それくらい、涙を流している瞬間に出てくる感情はどれも私が大切にしているものばかりでした。
- 気持ちをわかってほしかった
- 〇〇されて悲しかった
- 〇〇したかった
湧き出た想いは、どれも大切な価値観に結びつくんです。
それがびっくりしました。
大切な価値観
大切な価値観は、自分自身が涙した時の感情を見事に反映していました。
私が適応障害になってしまったのは、この大切な価値観がどれも脅かされていたからです。
それを知った時、どれだけ大切な価値観を満たすかが重要か実感しました。

自己理解を深めたら、あとは理想に近づくために半歩進むだけ。
いきなり大当たりなんてないけど、半歩、一歩、その積み重ねで今は後悔しない選択をすることができています。
難しく思える時も、あなたがあなた自身をあきらめないでほしいと心から思います。
ちょっとずつ、いっしょに乗り越えていきませんか?