HSPさんと相性の悪い人の特徴が知りたいな
OK！実体験から解説していくね！
前半では、HSPが相性が悪い人と感じやすい人の特徴6つを解説します。
後半では、人間関係で疲れないための対策を紹介していきますね！
HSPと相性の悪い人の特徴6
HSPが相性が悪いと感じやすい人の特徴6つを解説します。
- 感情の起伏が激しい
- デリカシーのない発言をする
- 自分本位で他人の気持ちを考えない
- 常に騒がしく刺激が強すぎる
- 話を聞かずに否定してくる
- 支配的でマウントを取ってくる
1つずつ見ていきましょう。
1.感情の起伏が激しい
HSPさんは、相手の感情にとても敏感に反応する傾向があります。
だから、気分がコロコロ変わる人や、突然怒り出すような人と一緒にいると、常に緊張してしまいやすいんです。
これは「感覚処理感受性（SPS）」という特性で、Elaine Aron博士の研究でも、HSPさんは周囲の刺激に深く影響を受けやすいとされています。
例えば、テンションが高すぎる人や怒りっぽい人のそばにいると、あなたの神経は休まる暇がなくなるんです。
その結果、
- 「疲れる」
- 「苦手」
と感じてしまいやすくなります。
でも、それは相手が悪いとかあなたが弱いという話ではありません。
ただ“相性が合わないだけ”。
心のペースが合わない人とは、無理に関係を続けなくてもいいんだよ！
安心できる人といる時間を増やすことが、あなたを守る方法なんですよ。
2.デリカシーのない発言をする
HSPさんは、言葉のニュアンスや相手の表現にとても敏感なんです。
だからこそ、思ったことをズバズバ言うタイプの人に傷つけられやすい傾向があります。
心理学では「感情的共感性（emotional empathy）」が高い人ほど、攻撃的な言動に強いストレスを感じるとされています（Davis, 1983）。
例えば、
- 「そんなことで悩んでるの？」
- 「気にしすぎだよ」
といった無神経な言葉に、あなたの心は深く反応してしまうんです。
言われた側は冗談に聞こえないし、「なんでそんなことを…」と後から何度も思い返してしまいますよね。
でも、それはあなたが繊細だからではなく、人の心に寄り添う力が強いから。
デリカシーのない人との会話に無理して付き合う必要はないんです。
優しい言葉を大切にするあなたには、丁寧に接してくれる人のほうが合っているんだよ！
3.自分本位で他人の気持ちを考えない
HSPさんは、まわりの人の気持ちや空気を自然と読み取ることができます。
だから、相手が一方的に話し続けたり、思いやりに欠ける態度をとってきたりすると、非常に疲れてしまうんです。
これは「共感疲労（empathic distress）」と呼ばれる状態で、共感力が高いHSPさんは相手の思いやりのなさに強く反応しやすいことが研究でもわかっています（Singer & Klimecki, 2014）。
例えば、「自分の話ばかりで、こちらの気持ちに目も向けてくれない人」に会ったあと、どっと疲れてしまうことはありませんか？
それは、あなたが気を使いすぎてしまっている証拠なんです。
相手に配慮されない関係では、HSPさんの繊細さはすぐにすり減ってしまいます。
一方通行の人間関係に、あなたのエネルギーを使わなくていいんですよ！
相手を思いやれる人と関係を築くほうが、あなたの本来の優しさが活きるんだ！
合わない人から距離を取ることは、自己防衛でもあり自己尊重なんですよ。
4.常に騒がしく刺激が強すぎる
HSPさんは、視覚・聴覚など五感がとても敏感なんです。
そのため、テンションが高すぎる人や、ずっとしゃべっている人と一緒にいると、心がとても疲れてしまいやすいんです。
心理学でも「環境感受性（environmental sensitivity）」が高い人は、
- 音
- 光
- 匂い
- 人のテンション
などに強く影響されやすいとされています（Pluess, 2015）。
例えば、声が大きくて笑い声も派手な人が近くにいるだけで、あなたの神経は無意識に過剰反応してしまうんです。
それは「うるさい」からではなく、あなたの感覚が正直だから。
刺激が強すぎる人といると、気を張り続けなければならず、結果的にぐったりしてしまいます。
だから、静かで穏やかな人と過ごすほうが、あなたの心には合っているんです。
エネルギーを無理に合わせようとしないで、あなたの心地よさを優先してね！
5.話を聞かずに否定してくる
HSPさんは、話すときにとても勇気を出していることが多いんです。
だからこそ、話してすぐに「でもそれって…」と否定してくる人には、大きなストレスを感じます。
心理学では、こうした態度を「無効化（invalidation）」と呼び、感情の否定は自己肯定感の低下や不安の増加につながるとされています（Linehan, 1993）。
例えば、
- 「そんなの気にしすぎだよ」
- 「大げさだよ」
と言われたら、心のシャッターを閉じたくなりますよね。
HSPさんは共感的な会話を大切にするからこそ、「わかろうとしない姿勢」に強い疲労を感じてしまうんです。
それは、あなたが丁寧な心を持っているから。
共感してもらえない関係は、HSPさんの心を傷つけてしまいます。
あなたの話を“ちゃんと聴いてくれる人”との関係を選んでいいんだ！
無理にわかってもらおうと頑張らなくていいんだよ！
6.支配的でマウントを取ってくる
HSPさんは、上下関係や圧力を感じる人との関係がとても苦手です。
たとえ相手に悪気がなくても、
- 「見下された」
- 「コントロールされている」
と感じると、心がぎゅっと縮こまってしまいます。
心理学では「パーソナルスペースの侵害」や「力関係によるストレス」が、HSP気質の人にとって大きな負担になると報告されています（Aron et al., 2005）。
例えば、「俺のほうが経験あるから」とか「そんな考え方、甘いよ」といった言い方をされると、それだけで無力感を覚えてしまいやすいんです。
HSPさんは、本来とても謙虚で相手を立てる傾向があるため、マウントを取る人の影響を強く受けてしまいます。
対等な立場で関われない人との関係は、あなたの心をすり減らしてしまうだけ。
あなたには、丁寧に対話してくれる人と関わる価値があります。
相手が上から話してくるときは、「この人とは距離を取っていい」と自分に許可を出してね
「この人、合わない」と感じる時の心の動き3
「この人、合わない」と感じる時の心の動き3つを見ていきましょう。
- 無意識に“危険信号”を察知
- 心が緊張している
- 相手と“感覚のリズム”がずれている
1つずつ解説します。
1.無意識に“危険信号”を察知
HSPさんは、会話の内容だけでなく、相手の
- 声のトーン
- 表情
- 間
- 態度
などから、空気を細かく読み取る力があるんです。
だからこそ、「なんとなく合わない」と感じるとき、実はあなたの脳がごく小さな違和感をキャッチしていることが多いんですよ。
これは「感覚処理感受性（Sensory Processing Sensitivity）」と呼ばれるHSPさん特有の特性で、Elaine Aron博士の研究でも確認されています。
例えば、相手の話し方が少し威圧的だったり、共感が薄かったりすると、あなたの心は「ここにいていいのかな？」とざわつくんです。
その反応は、危険を避けようとする“自己防衛本能”。
「なんとなくイヤだ」と感じるのは、頭ではなく心が反応している証拠◎
それは直感ではなく、積み重ねた感覚のデータによる判断でもあるんです。
だから、その違和感にフタをしないであげてくださいね。
あなたの心のセンサーは、ちゃんと働いているんですよ。
2.心が緊張している
HSPさんは、相手に嫌われたくない、人間関係を壊したくないという気持ちから、つい無理に相手に合わせようとしてしまうことがあります。
でも、実際はその「がんばり」が心の中でストレスになり、「この人とは合わない」と感じる引き金になっていることがあるんです。
心理学では、こうした状態を「過剰適応（over-adaptation）」と呼び、自分の本音を押し込めることで疲れやすくなるとされています（Kato, 1994）。
例えば、相手の機嫌に気を使いすぎてしまったり、本当は納得していないのに笑顔でうなずいたりする場面ってありませんか？
そうした積み重ねが、あなたの心をどんどん硬くしてしまうんです。
「合わない」と感じるときは、あなたが“合わせすぎている”サインかもしれません。
それに気づけることは、自分を大切にする第一歩に。
無理に好かれようとしなくても、あなたにはそのままを受け止めてくれる人がいるんだ！
だから、自分の感覚を否定しないであげてくださいね。
3.相手と“感覚のリズム”がずれている
HSPさんは、会話のテンポや距離感、声の大きさ、反応の早さなど、人との“感覚のリズム”に敏感なんです。
だからこそ、相手とそのリズムが合わないと、
- 「なぜか疲れる」
- 「なんとなく違和感がある」
と感じやすいんです。
心理学では、これを「インターパーソナル・シンクロニー（対人同期性）」と呼び、人は無意識のうちに相手との感覚の調和を求めているとされています（Bernieri & Rosenthal, 1991）。
例えば、話していて
- 「反応が早すぎてついていけない」
- 「逆に間が持たなくてしんどい」
など、細かいところが積み重なると心が落ち着かなくなるんです。
この「ズレ」が続くと、表面的にはうまくいっているようでも、HSPさんの内側では違和感が強くなっていきます。
「合わない」と感じるのは、心のテンポがずれているだけかもしれません。
だからといって、どちらが悪いということではないんです。
リズムの合う人と過ごす時間のほうが、あなたの感覚は自然に安心できるんですよ。
無理にリズムを合わせなくていいんです。
あなたにはあなたの心地よいペースがあるんだよ！
相性が悪い人と無理して関わるとどうなる？
相性が悪い人と無理して関わるとどうなる？について紐解いていきます。
- エネルギーが消耗して、疲れがたまりやすくなる
- 自己否定感が強まり、自信を失いやすくなる
- 我慢の限界が来たとき、人間関係を“急に”切ってしまいやすくなる
1つずつ見ていきます。
1.疲れがたまりやすくなる
HSPさんは、人と接するときに周囲の空気や相手の感情にとても敏感に反応するんです。
そのため、相性が合わない人と一緒にいると、無意識に気を張り続けてしまいやすくなります。
心理学でも「エネルギー消耗理論（ego depletion）」という概念があり、人と気を使って接することは、脳のリソースを消費する行動だとされています（Baumeister et al., 1998）。
例えば、
- 「本音を言えない」
- 「常に相手の顔色をうかがってしまう」
などが続くと、日常生活にも疲れが残るようになります。
関わるだけでぐったりする人との付き合いは、少しずつ心をすり減らしていく原因に。
「なんだか最近しんどいな」と感じたら、相手との相性を見直すサインかもしれません。
無理に合わせるより、あなたの心が落ち着く関係を大事にすることが回復への近道なんです。
疲れやすさには、ちゃんと理由があるんだよ！
2.自信を失いやすくなる
HSPさんは相手に気をつかいすぎるあまり、自分の感覚や意見を後回しにしがちなんです。
その結果、
- 「私が悪いのかも」
- 「やっぱり迷惑なのかな」
と自己否定につながることが多くなるんです。
心理学では、自分のニーズを我慢し続けることによって「自己一致感（self-congruence）」が下がり、精神的な不調につながりやすくなるとされています（Rogers, 1951）。
例えば、相性が悪い人に合わせてばかりいると、「本当のあなた」がどんどん押し込められてしまいますよね。
そうやって無理を重ねるうちに、「自分はダメなんだ」という感覚に変わっていくことがあります。
でもそれは、あなたに問題があるわけではなく、関わる相手との相性のズレが原因なんです。
合わない人との関係が続くと、自信を失ってしまいやすくなります。
だからこそ、自分を大切にできる人と一緒にいる時間を増やしてほしいんです。
あなたの価値は、誰かとの相性で決まるものではないんだよ！
3.人間関係を“急に”切ってしまいやすくなる
HSPさんは、優しさゆえに「ここまでなら大丈夫」と限界を超えても我慢を続けてしまう傾向があるんです。
でも、その我慢が積もりすぎると、ある日突然「もう無理」と感じて、関係を一気に切ってしまうことに。
これは心理学で「人間関係の破綻モデル（relationship burnout）」とも呼ばれ、感情の蓄積が爆発の引き金になるとされています（Pines & Aronson, 1988）。
例えば、普段は何も言えずに耐えていたけれど、ある出来事をきっかけに一切連絡を取らなくなる、というパターンです。
その結果、自分でも驚くくらい疲れたり、後悔や罪悪感に襲われることもあります。
でもそれは、あなたが冷たいからではなく、限界を超えて我慢していた証。
関係を壊さないためには、早めに「苦しい」と気づいて離れる選択が大切なんですよ！
あなたには、我慢せずにいられる人間関係を選ぶ権利があるんだ◎
優しさは、ちゃんと自分に向けてあげてくださいね。
人間関係で疲れないための3つの対策
人間関係で疲れないための3つの対策を紹介します。
- 心の境界線（バウンダリー）を意識する
- 「疲れるサイン」に気づいたら距離を取る
- 「いい人をやめる勇気」を持つ
ゆっくり見ていきましょう。
1.心の境界線
HSPさんは、相手の感情に共感しやすいぶん、「どこまでが相手の問題で、どこからが自分の領域か」があいまいになりやすいんです。
そのため、相手の悩みや怒りを自分のことのように感じて、心が疲れてしまうことがあります。
このとき大切になるのが「バウンダリー（心理的境界線）」の意識。
心理学でも、境界線を持つことは自分を守り、健康な人間関係を築くうえで不可欠だとされています（Cloud & Townsend, 1992）。
例えば、「その話は後で聞いてもいい？」と伝えるだけでも、心の距離を調整することができるんです。
無理に全部受け止めなくてもいいんですよ。
相手を思いやるのと、自分を守るのはどちらも大切にしていいんです。
あなたの心を守るのは、あなたにしかできないことなんですから。
遠慮せず、やさしく線を引いてみてね！
2.「疲れるサイン」に気づいたら距離を取る
HSPさんは、周りの空気や人の感情に敏感だからこそ、「我慢しすぎてしまう」ことが多いんです。
でも、その結果、人間関係がつらくなったり、急に関係を断ちたくなったりしてしまうこともあるんですよね。
そうなる前に、
- 「なんだかモヤモヤする」
- 「ちょっと気が重い」
といった小さな疲れのサインに気づくことが大切に。
心理学では、ストレスの早期察知と距離の調整が、燃え尽き（burnout）の予防に役立つとされています（Maslach & Leiter, 1997）。
例えば、「今は少し1人になりたいな」と感じたら、その感覚に正直になってみてください。
無理に誘いに乗らなくてもいいし、LINEの返信を遅らせてもいいんです。
心のエネルギーは、目には見えないけれど、使いすぎると確実にすり減ります。
疲れたときは、まず「今の自分」を最優先にしてあげてね！
3.「いい人をやめる勇気」を持つ
HSPさんは、まわりに気を配ることができる、とても優しい性格の持ち主。
でも、
- 「嫌われたくない」
- 「迷惑をかけたくない」
と思うあまり、自分を犠牲にしてまで“いい人”を続けてしまうことがありますよね。
その結果、自分の気持ちが置き去りになってしまって、心が疲れてしまいやすいんです。
心理学では「自己犠牲的傾向」が強い人ほど、ストレスや不満を抱え込みやすいと報告されています（Muraven & Baumeister, 2000）。
例えば、誘われたときに「行きたくないけど断れない」と感じたら、それが本当のあなたの気持ちなんです。
誰かに合わせ続けるより、「自分の本音に正直でいること」の方が、長い目で見ると人間関係もラクになるんですよ。
あなたが「いい人」でいなくても、ちゃんと愛される価値はあるんです。
勇気を出して、やさしく断ることから始めてみてくださいね。
あなたの本音を大切にしてくれる人が、見つかるよ！
相性の悪さ＝あなたの弱さではない
「相性の悪さ＝あなたの弱さではない」ということについて解説します。
- 相性が悪いのは“性質の違い”にすぎない
- 無理に合わせ続けるほうが心の健康を損ねやすい
- 「合わない」を認めることは、自分を大切にする選択
1つずつ見ていきます。
1.相性が悪いのは“性質の違い”にすぎない
HSPさんは、空気や感情に敏感で、周囲にあわせようと努力する傾向があります。
だからこそ、「この人とは合わない」と感じたとき、「私に問題があるのかも」と考えてしまいやすいんです。
でも、相性の悪さとは、単なる性質の違いであって、あなたの人間性や能力とは無関係なんです。
心理学でも「対人相互作用モデル（interpersonal fit）」において、人は性格や価値観の一致・不一致によって快・不快を感じるとされています（Kristof, 1996）。
例えば、静かに過ごしたいHSPさんと、常に騒がしい人が一緒にいても疲れるのは当然なんです。
それはどちらが悪いということではなく、“合わない組み合わせ”なだけなんですよ。
あなたが繊細だからダメなんじゃなくて、感覚の相性がずれているだけなんです。
だから、「苦手」と感じることを、どうか否定しないであげてくださいね。
違うからこそ距離をとってもいいんだよ！
2.心の健康を損ねやすい
HSPさんは優しさゆえに、相性が悪いと感じても「もう少し頑張ってみよう」と自分を責めてしまいがち。
でも、その無理は少しずつ心をすり減らしていく原因になるんです。
心理学では、合わない人との関係が続くと「心理的消耗感（emotional exhaustion）」が蓄積し、心身の健康に悪影響を及ぼすことがわかっています（Maslach & Jackson, 1981）。
例えば、「本当は一人になりたいのに付き合いを断れない」など、小さな我慢の積み重ねが、あとで大きな疲れとなってあらわれてくるんです。
その疲れは、あなたが“弱いから”ではなく、無理な環境でがんばり続けた結果。
相性の悪さに気づいたときは、自分を守ることを最優先にしていいんですよ。
相手に嫌われたくない気持ちも大切ですが、あなたの心の安全のほうがもっと大事なんです。
「もう無理かも」と感じたときこそ、距離を取る勇気を持ってね！
3.「合わない」を認める
HSPさんは人間関係において
- 「できるだけうまくやりたい」
- 「円満でいたい」
と願うことが多いんです。
だからこそ、「合わない人を避けるのは失礼かも」と思ってしまうこともありますよね。
でも、心理学では「自尊感情（self-esteem）」を保つためには、自分の価値観や感覚に正直になることが必要だとされています（Rosenberg, 1965）。
つまり、「この人とは合わないな」と認めることは、あなたの心を守る行動なんです。
それは逃げではなく、あなた自身を尊重するという前向きな選択なんですよ。
例えば、会うたびに疲れてしまう人と少し距離を置いてみるだけでも、心が軽くなることがあります。
相性の良い人とは自然に安心していられるし、気を使いすぎずにいられるんです。
あなたには、そういう関係を選ぶ自由があるよ！
誰とでもうまくやる必要はありません。
あなたの心が安心できる場所を選んでくださいね。
「誰とでも仲良くしなきゃ」を手放していい理由3
「誰とでも仲良くしなきゃ」を手放していい理由3つを解説します。
- 人間関係にも「相性」がある
- 「いい人でいよう」としすぎると、自分がいなくなってしまう
- 人付き合いは“数”より“質”が大切
ゆっくり見ていきましょう。
1.人間関係にも「相性」がある
HSPさんは、「誰とでもうまくやりたい」という気持ちを自然と持ちやすい傾向があります。
でも、どれだけ優しくても、すべての人と心地よい関係を築くことは難しいんです。
心理学でも、人には「対人適合（interpersonal fit）」という概念があり、
- 性格や価値観が合う人
- 合わない人がいる
ことが明らかになっています（Kristof, 1996）。
例えば、話のテンポや価値観が全く違う人と無理に仲良くしようとすると、それだけで心が疲れてしまうことがありますよね。
合わない人と距離を取ることは、冷たいのではなく「自然な選択」なんです。
すべての人に合わせようとするよりも、相性が合う人と深くつながることのほうが、心が満たされます。
「合わないこと」を受け入れることは、自分にも相手にもやさしい選択なんですよ。
だから、「誰とでも仲良くしなきゃ」と思い込まなくて大丈夫！
2.自分がいなくなってしまう
HSPさんはまわりに気を配る力が高く、つい「いい人でいなきゃ」とがんばってしまいがちなんです。
でも、それが過剰になると、自分の感情や疲れに気づかなくなってしまいます。
心理学ではこれを「過剰適応（over-adaptation）」と呼び、自己不一致（self-incongruence）が続くと、心のバランスを崩しやすくなるとされています（Kato, 1994）。
例えば、相手に合わせて笑っているけれど、心の中では「もう帰りたい…」と感じていたりしませんか？
それを毎日繰り返していたら、あなたの本音はどんどん隠れてしまうんです。
「いい人」を続けるために、あなたがいなくなってしまうのは悲しいこと。
だから、すべての人に好かれようとしなくていいんですよ！
まずはあなたが「安心できる自分」でいられる関係を選んでね！
3.人付き合いは“数”より“質”が大切
「誰とでも仲良くしなきゃ」と思って人間関係を広げすぎると、疲れやストレスがたまりやすくなるんです。
特にHSPさんは、1つ1つのつながりを大切にするぶん、浅く広くよりも、深く安心できる関係の方が合っている傾向があります。
心理学でも「社会的支援（social support）」の質が高いほど、ストレス耐性や幸福感が高まるという研究結果が出ています（Cohen & Wills, 1985）。
例えば、数十人の知り合いよりも、たった1人でも「わかってくれる人」がいるほうが、心は満たされるんです。
だからこそ、「みんなと仲良くすること」をゴールにしなくていいということ。
むしろ、自分らしくいられる人との関係を大事にした方が、心の安定につながりやすいんですよ。
関係の広さよりも深さを意識することが、あなたを守る鍵に。
少ないからこそ、大切にできるつながりがあるんだよ！
あなたには、そんなやさしい関係を築く力があるんです。
安心していられる“相性の良い人”の特徴3
安心していられる“相性の良い人”の特徴3つを紹介します。
- 話を最後まで丁寧に聞いてくれる人
- 気持ちをおだやかに伝えてくれる人
- ありのままのあなたを受け入れてくれる人
1つずつ見ていきます。
1.話を最後まで丁寧に聞いてくれる人
HSPさんは、自分の話をさえぎられたり、雑に扱われたりすることに敏感です。
そのため、話の途中で否定せず、うなずきながら静かに聞いてくれる人とは、心が自然とゆるみやすくなります。
心理学でも「傾聴（active listening）」は安心感と信頼関係を築く基本であり、共感を示してくれる人との関係はストレス緩和に効果があるとされています（Rogers, 1957）。
例えば、「うんうん、それは大変だったね」と共感してくれるだけで、心の緊張がゆるむことってありますよね。
HSPさんは、自分の気持ちを丁寧に扱ってくれる人の前でこそ、安心して本音を出せるんです。
話を否定せずに聞いてくれる人は、HSPさんにとって大切な“安全な存在”に◎
そういう人との会話は、癒しそのものなんですよ。
だから、まずは「話していて安心できるかどうか」を基準にしてみてね！
2.気持ちをおだやかに伝えてくれる人
HSPさんは、強い口調や攻撃的な態度にとても影響を受けやすいんです。
だから、言葉選びやトーンに配慮してくれる人といると、心がとても落ち着きます。
心理学でも、非暴力的コミュニケーション（Nonviolent Communication／NVC）が人間関係における安心感を生むとされており、HSPさんのような繊細な気質の人には特に有効だといわれています（Rosenberg, 2003）。
例えば、「○○してくれると助かるな」とやわらかく伝えてくれる人と一緒にいると、緊張しなくてすむんです。
そのやさしさは、HSPさんの心を守るクッションに◎
おだやかに話してくれる人のそばにいると、無理に笑ったり気を使ったりしなくてもいいんですよ。
- 「この人は怒らない」
- 「責めない」
と思える関係は、HSPさんにとって大切な居場所になります。
相手の伝え方に安心できるか、それが相性を判断するカギになるね！
3.ありのままのあなたを受け入れてくれる人
HSPさんは、
- 「迷惑をかけたくない」
- 「ちゃんとしなきゃ」
と思いやすいんです。
だからこそ、「無理しなくていいよ」と言ってくれる人の前では、安心して本当のあなたでいられます。
心理学でも「無条件の肯定的関心（unconditional positive regard）」が心の安全につながるとされていて、それはHSPさんにとって特に大切な要素です（Rogers, 1951）。
例えば、沈黙しても気まずくならなかったり、「疲れてるんだね」と受け止めてくれる人は、あなたにとってかけがえのない存在に◎
そういう人と一緒にいると、「いい人でいなきゃ」というプレッシャーからも解放されますよね。
あなたの繊細さや気疲れしやすさを「そのままでいい」と受け入れてくれる人が、HSPさんにとっての相性の良い人なんです。
相手に気をつかうばかりの関係では、あなたの良さが輝きにくくなってしまいます。
だから、「気をつかわずにいられるかどうか」を大切にしてね！
その安心感が、あなたの心を守ってくれるんです。
HSPのよくある質問
HSPのよくある質問をまとめました。
- HSPについて学びたい
- HSEってなに？
- HSS型HSPって生きづらい？
- 人間関係がうまくいかない
- HSPは理解されない？
1つずつ解説します。
HSPについて学びたい
「HSPについて学びたいです」という相談。
HSPの特徴を理解していこう！
4タイプについて学べます！
HSEってなに？
「HSEってなんですか？」という相談。
HSPの4タイプのうちの1つだよ！
外向型さんのことを指しますよ！
HSS型HSPって生きづらい？
「HSS型HSPって生きづらいですか？」という相談。
強みが活かせなかったら生きづらいかも
あなたの得意が活かせたらいいですよね！
人間関係がうまくいかない
「人間関係がうまくいかないと感じることが増えました」という相談。
原因を9こ解説しているよ！
対策6つを紐解きます。
HSPは理解されない？
「HSPは理解されづらいですか？」という相談。
理解されづらいよ！
あなたの苦手やどう対策しているのかを言語化して伝えることが大切ですね！
HSPの私・体験談
HSPの私・体験談を紹介します。
- 相性の悪い人
- 距離を取る
- 仲良くしない
あなたの励みになったらうれしいです。
相性の悪い人
- 決めつけてくる
- えらそう
- 否定が多い
- 新しいことを学んでいない
- 努力せず、人を下げる
上記の人は、本当に相性が合わなかったです。
そもそも盛り上がる話題が人の悪口だといいことはなかったですね。
いろんな人と関わることで、仲良くしてはいけない人のパターンがわかりました。
距離を取る
絶対に距離をとるように意識することから始めました。
特に、組織で働いている時はあいさつだけにするとか、それ以上中に踏み込まないように意識していましたね。
そうすることで、相手も近づいてこないのでこの作戦は本当によかったです。
仲良くしない
例えば、お昼のランチや「プライペートで会おう」などいわれても、断固として誘いに乗らないを徹底しました。
気乗りしない人とは絶対仲良くしない、これ徹底していこうと学びを得ましたね◎
「この時間有意義だった」と思える人とだけ付き合った方が、長期的に見てプラスの関係を築けます。
自己成長している人との関係は、大切にしようと思いました！
お互いプラスの影響を与える関係がいいよね！
