
HSPさんは、人混みが得意なの?

得意とはいえないかな!
疲れやすさからくる対策を紹介するね!
前半では、HSPが人混みに疲れやすい理由6つを解説します。
後半では、人混みに疲れないためのHSP向け対策6つを紐解いていきますよ◎

HSPが人混みに疲れやすい理由6

HSPが人混みに疲れやすい理由6つを解説します。
- 五感が敏感で、刺激を一度にたくさん受け取ってしまう
- 他人の感情やエネルギーに無意識に反応する
- 「早く帰りたいのに帰れない」状況で気を張り続ける
- 周囲に気を配りすぎて、エネルギーを使い果たす
- 刺激に圧倒されると、思考がストップする
- 小さなトラブルにも心が大きく揺れる
ゆっくり見ていきましょう。
1.刺激を一度にたくさん受け取る
HSPさんは、視覚・聴覚・嗅覚などの五感が非常に敏感です。
人混みでは、
- 大勢の人の動き
- 話し声
- 香水
- 食べ物のにおい
- 看板の文字
など、さまざまな刺激が一気に押し寄せてきます。
そのため、普通の人なら無意識にスルーしている情報も、すべて丁寧に脳で処理しようとしてしまうんです。
これは「DOES」と呼ばれるHSP特性の一つ、「深い処理(Depth of Processing)」によるものです(Aron & Aron, 1997)。

あなたが疲れやすいのは、鈍感だからではなく、感じる力がとても豊かだからなんです。

深い思考が働いているんだね
2.エネルギーに無意識に反応する
人が多い場所では、喜び・イライラ・焦り・悲しみなど、さまざまな感情が空気の中に満ちています。
HSPさんはこの“場の空気”や人の気持ちにとても敏感で、自分に向けられていない感情まで拾ってしまうことがあります。
その結果、
- 「なぜか疲れた」
- 「息がつまる感じがする」
といった心身の違和感が出てくることがあるんです。
共感力の高さはHSPさんの長所ですが、人混みではそれが負担になることも。
心理学の研究でも、HSPさんは「ミラーニューロン(共感に関わる神経)」の働きが活発だと指摘されています(Acevedo et al., 2014)。

だからこそ、周囲の感情に影響されやすく、ぐったりしてしまうことがあるんです。

無意識に感情を拾ってしまうんだよね
3.気を張り続けてしまう
HSPさんは、まわりの人に気をつかいやすく、「もう疲れた」と思っても、無理してその場に合わせてしまうことがあります。
たとえば買い物中に混雑していても、
- 「いま帰ったら変に思われるかも」
- 「もう少し我慢しなきゃ」
と考えてしまいやすいんです。
この“気の張り”は、自律神経を常に緊張状態に保つため、身体的な疲れとしてどっと押し寄せてきます。

「帰れない」「言い出せない」と感じて、限界までがんばってしまう傾向があるんですよね。

その優しさがHSPさんの魅力でもありますが、自分の限界に気づく力も同じくらい大切!
4.エネルギーを使い果たしてしまう
HSPさんは、他人の気持ちや反応にとても敏感で、人混みの中でも
- 「迷惑をかけていないか」
- 「邪魔になっていないか」
などを無意識に気にしてしまうことが多いんです。
その気づかいや配慮が積み重なると、心のエネルギーをすり減らしてしまう原因になります。
たとえば、混んでいる電車や喫茶店などで
- 「すみません」
- 「ごめんなさい」
と何度も心の中で思っていると、それだけで消耗してしまうことに。
神経科学では、HSPさんは「内側前頭前皮質」という思考・共感・自己抑制をつかさどる部位が通常より活発に働いていることが報告されています(Acevedo et al., 2014)。

あなたは周囲に自然と気づかいができる一方で、長くそこにいると強い疲労を感じやすくなるんです。

あなた自身の心のバランスも同じくらい大切にしてほしいな
5.思考がストップ
HSPさんは、情報を深く処理する力を持っている一方で、刺激が多すぎると「情報過多」になり、頭が真っ白になることがあります。
人混みの中では、
- 「音」
- 「光」
- 「におい」
- 「動き」
- 「人の気配」
などが次々に押し寄せ、脳の処理キャパシティを超えてしまいやすいんです。
すると、「何を買いに来たんだっけ?」「どこに向かってたんだろう?」と、普段なら考えられることも考えにくくなってしまいます。
このような反応は、神経生理学で「過剰覚醒(overarousal)」と呼ばれ、HSPさんにとって高ストレス状態と近いことが知られています(Aron et al., 2012)。

思考が止まってしまうのは、能力が足りないのではなく、あなたの感覚が豊かだからこその一時的な反応なんです。

人混みの中では無理に判断しようとせず、「一度離れる」「静かな場所に避難する」という選択が大切!
6.トラブルにも心が大きく揺れる
人混みでは、思わぬトラブル――たとえば、
- ぶつかる
- 列に割り込まれる
- 大きな声を出される
など――が起こりやすい環境です。
HSPさんはそういった出来事に対して、他の人よりも強く心を揺さぶられやすい傾向があります。
その理由は、HSPさんの脳ではネガティブな刺激に対する反応が活発であることが研究でわかっているからです。(Jagiellowicz et al., 2011)。
たとえば、何気ない一言や目線でも「自分が悪かったのかな」と感じやすく、自責的な思考に引っ張られてしまうことも。

あなたが過敏なのではなく、その出来事を深く受け取ってしまう感性を持っているんです。

トラブルに巻き込まれたときは、まずはあなたの心を安心させてあげる時間をとることが必要なんだ!
人混みが苦手なHSPにありがちな悩み6

人混みが苦手なHSPにありがちな悩み6つを解説します。
- ちょっと外出しただけでヘトヘトに疲れる
- 人と会うのが億劫になり、予定を断る
- 「迷惑をかけないように」と過度に気を使ってしまう
- 混雑した場所では思考がうまく働かず、判断が鈍くなる
- 混んでいる場所で体調を崩しやすくなる
- 家に帰ってからも気疲れが残り、なかなか回復できない
ゆっくり解説します。
1.外出しただけでヘトヘトに疲れる
HSPさんは感覚がとても鋭く、人混みでは
- 視覚
- 聴覚
- におい
- 人の気配
など、多くの刺激を一度に受け取ってしまいます。
普通の人が「にぎやかだな」程度に感じる状況も、HSPさんにとっては感覚がフル稼働している状態なんです。
そのため、短時間の買い物や外出でも、帰る頃にはどっと疲れてしまうことが多いんです。
これは「感覚処理感受性(sensory processing sensitivity)」という概念で説明されており、HSPさんは刺激を深く処理する特性を持っています(Aron & Aron, 1997)。

疲れやすさは、あなたの繊細さが持つ自然な反応なんです。

「体力がないから」ではなく、「多くを感じ取っているから」疲れてしまうんだ
2.予定を断ってしまう
人混みが苦手だと、友人との約束やイベントへの参加が、楽しみよりも“疲れそう”という不安の方が大きくなりやすいんです。
「行きたい気持ちはあるのに…」と思っていても、当日になると気持ちが重くなってしまい、結局断ってしまうということもよくあります。
HSPさんは「周囲の目」や「場の空気」に敏感なので、人混みの中で過ごす=無意識に緊張し続ける時間になってしまうんです。
その結果、
- 「また断ってしまった」
- 「どう思われたかな」
と落ち込むこともありますよね。

これはあなただけの悩みではなく、多くのHSPさんが感じやすい共通の課題なんです。

「参加できなかったからダメ」ではなく、あなたが“自分を守った結果”なんだよ!
3.過度に気を使う
人混みの中では、すれ違いざまにぶつかったり、列の順番を気にしたり、周囲との距離感に神経を使う場面が多くなります。
HSPさんは、
- 「相手が不快に思わないように」
- 「邪魔にならないように」
と、とても細かく配慮してしまう傾向があるんです。
その優しさは美徳ですが、同時に自分の快適さや安心を後回しにしてしまいやすい状態でもあるんです。
心理学では、共感性が高い人ほど「自己犠牲型のストレス反応」を取りやすいとされており(Decety & Lamm, 2006)、HSPさんの負担になりやすい行動パターンなんです。

まずはあなた自身の気持ちを守ってあげることも、とても大切なんですよ!

自分を大切にね?
4.混雑した場所では思考がうまく働かない
人が多い場所に行くと、
- 「何を買おうとしてたんだっけ?」
- 「この電車で合ってるかな?」
と、普段ならすぐできる判断ができなくなることがあります。
HSPさんは、環境からの刺激が多すぎると「脳の情報処理機能」が圧迫されてしまい、思考がフリーズしたような状態になることがあるんです。
これは「過剰覚醒(overarousal)」と呼ばれる状態で、心理学でもHSPさんに起こりやすいとされています(Aron et al., 2012)。

急にパニックになったような不安に襲われることもあり、「人混みが怖い」と感じる原因の一つでもあるんです。
あなたの頭が悪いからでも、メンタルが弱いからでもありません。
感じる力が豊かすぎるがゆえに、脳が休憩を求めているだけなんです。

無理に決断せず、「いったん落ち着く」「静かな場所に移動する」ことが必要だよ
5.混んでいる場所で体調を崩しやすい
人混みにいると、
- めまい
- 吐き気
- 頭痛
- 動悸
といった身体症状が出るHSPさんも少なくありません。
これは、外からの刺激や他人の感情に長時間さらされることで、自律神経のバランスが崩れやすくなるからなんです。
特に「交感神経」が過剰に働いてしまうと、緊張状態が続いて心も体も限界に達しやすくなるんですよね。
HSPさんは生理的にも刺激に対して敏感な体質であるとされ、体調にもダイレクトに影響しやすいことが研究でも確認されています(Acevedo et al., 2014)。

あなたが「外に出るのが不安」と感じるのは、身体がSOSを出しているサインかもしれません。

無理をしないスケジューリングとこまめな休憩が大切◎
6.家に帰ってからも気疲れが残る
HSPさんは、人混みから帰ってきても、頭の中がざわざわしていたり、変な緊張感が抜けなかったりすることがあります。
それは、脳が大量の情報を処理し終わらず、まだ「安心モード」に切り替えられていない状態なんです。
こうした「刺激のあとに回復が遅れる」傾向は、HSPさんの持つ「神経の過敏性」と関係しています(Jagiellowicz et al., 2011)。

「もう帰ってきたのに、なぜこんなに疲れてるんだろう」と落ち込まなくて大丈夫です。
あなたの脳は、まだ一生懸命に処理をしているだけ。
- 入浴
- 静かな音楽
- アロマ
など、五感をやさしく鎮める習慣を取り入れることで、心の回復が早まります。

がんばってくれてありがとう、だよね
人混みに疲れないためのHSP向け対策6

人混みに疲れないためのHSP向け対策6つを紹介します。
- 外出の時間帯を「混雑しない時間」にずらす
- 五感を守るアイテムを活用してみる
- 外出後の「回復時間」を予定に組み込む
- 出かける前に「安心できる目的」をひとつ決める
- 出かける前に「深呼吸+意図の確認」
- 帰宅後の“おつかれさまタイム”を用意する
ゆっくり見ていきましょう。
1.外出の時間帯を「混雑しない時間」にずらす
HSPさんは、刺激が重なると心身に強い疲労を感じやすいため、人が少ない時間に出かける工夫が効果的なんです。
例えば通勤なら早朝、買い物なら平日の午前中など、人の少ない時間帯を選ぶだけで心の消耗が大きく変わることがあります。
これは刺激の総量を物理的に減らす方法であり、HSPさんの「感覚処理感受性」に合った対策(Aron & Aron, 1997)。

「人混みが怖い」と思う前に、「混まない時間に行けば大丈夫」と選択肢を持つことで、外出への不安もやわらいでいくんです。

“避けること”は“逃げること”ではなく、あなたを守る大切な選択なんだよ
2.五感を守るアイテムを活用してみる
HSPさんは音や光、においに敏感なため、それらをやさしく遮るアイテムを使うことで刺激の負担を減らすことができます。
例えば、
- ノイズキャンセリングイヤホンで周囲の音をカット
- ブルーライトカット眼鏡で視覚の刺激を和らげる
る方法があります。
においが苦手な方は、マスクに好きなアロマを少しつけておくと安心感につながることもあるんですよ。
神経生理学では「過剰覚醒(overarousal)」がHSPさんの疲れに関係していることがわかっており、外的刺激を減らす工夫は科学的にも有効とされています(Acevedo et al., 2014)。

あなたにとって「安心を持ち歩けるアイテム」を持つことで、心の安定を保ちやすくなるんです。

お守りを持つと安心するね!
3.外出後の「回復時間」を予定に組み込む
HSPさんは一度の外出でたくさんの情報を処理しているため、帰ってきた後に回復の時間を取ることがとても大切◎
予定が詰まりすぎていると、頭も心もオーバーヒートしてしまいやすくなります。
だからこそ、外出のあとには「ひとりで静かに過ごせる時間」をあらかじめ予定に入れておくことをおすすめします。
心理学でも、HSPさんは“回復のための静けさ”が必要であると指摘されており、感情と神経のリセットに役立つと言われています(Greven et al., 2019)。

あなたは「感じる力」が強いからこそ、“静かな時間”も人一倍必要なんです。

予定は「行くこと」だけでなく、「休むこと」も含めて考えてみてね!
4.出かける前に「安心できる目的」をひとつ決める
HSPさんは、外出に対して「何が起こるかわからない」と不安を感じやすく、それが事前の疲労感につながることがあります。
そんなときは、
- 「お気に入りのカフェでコーヒーを飲む」
- 「帰りに本屋に寄る」
など、自分が安心できる小さな目的を一つ決めておくのがおすすめ◎
この“安心の anchor(錨)”があることで、外出先で迷ったり緊張したときも、気持ちを戻す場所ができるんです。
行動心理学では「目的意識があるとき、人はストレスを感じにくい」とされており(Baumeister, 1991)、HSPさんの外出時の不安にも有効なんです。

あなたにとって「うれしい」と感じる瞬間があることが、人混みの中でも心の回復力を保つ手助けに◎

目的があるとストレスを感じにくいんだね!
5.出かける前に「深呼吸+意図の確認」
人混みに行くと緊張しやすいHSPさんは、出発前から体が硬くなっていることがよくあります。
そんなときは、家を出る前に深呼吸を3回して、「今日は◯◯だけできれば大丈夫」と自分に伝える習慣を取り入れてみてください。
これは「マインドフル・セッティング」とも呼ばれ、神経の過剰な興奮を抑え、自律神経を整える効果があると報告されています(Kabat-Zinn, 2003)。

「全部うまくやろう」と思うとプレッシャーになりますが、「ひとつだけ達成できればOK」と決めることで、心にゆとりが生まれるんです。

あなたの目的は“がんばること”ではなく、安心して戻ってくることだよ!
6.帰宅後の“おつかれさまタイム”を用意する
人混みで疲れやすいHSPさんにとって、帰ってきたあとのケアもとても大切なんです。
あらかじめ
- 「この音楽を聴こう」
- 「好きなお茶を淹れよう」
と、自分を癒すための回復ルーティンを用意しておくことが効果的。
心理学ではこれを「セルフ・ソーシング(自己充電)」と呼び、自分の心を整えるために意識的に回復する時間を取ることが重要とされています(Neff, 2003)。
あなたにとってホッとできる習慣があることで、「また外に出ても大丈夫」と思えるようになっていきます。

外出は「出るまで」ではなく、「帰ってからの自分をどういたわるか」まで含めて考えてあげてくださいね。

安心は“外”でつくるのではなく、“あなたの中”でつくることができるんだよ!
出かけたくない日の心の整え方6つ

出かけたくない日の心の整え方6つを解説します。
- 「行きたくない」という気持ちを否定しないで認めてあげる
- 「何もしない時間」をあえてつくって、心をゆるめる
- 「心が動くこと」だけに集中してみる
- できたことを記録に残す
- 「感情」をやさしく書き出して、もやもやを言葉に変える
- 「五感をやさしく刺激する行動」で気分を少し変える
1つずつ見ていきましょう。
1.気持ちを否定しないで認めてあげる
HSPさんは、体調や気分が天気や周囲の雰囲気に大きく左右されやすいため、「今日は外に出たくない」と感じる日も珍しくないんです。
でも多くのHSPさんは、
- 「甘えではないか」
- 「やる気がないのでは」
と自分に厳しくなってしまう傾向があります。
その気持ちは決して間違いではありません。

感じたことにフタをせず、「今日は休もう」と受け入れることが第一歩に◎
心理学では、「感情をそのまま認めること(自己受容)」がストレスの軽減につながるとされており(Neff, 2003)、自分への優しさは回復力にも影響します。
あなたが感じた“出たくない”は、心と体の自然なサインなんです。

まずはその声にやさしく耳を傾けてあげてね?
2.「何もしない時間」をあえてつくる
HSPさんは、何もしていない時間に「このままで大丈夫かな」と不安を感じてしまうことが多いんです。
でも、あえて「今日は何もしなくていい」と決めて、ゆるやかな時間をつくることで、心の疲れがじわじわと癒されていくんです。
例えば、
- 静かな音楽を聴きながらぼーっとする
- あたたかいお茶を飲む
だけでも、神経は少しずつ落ち着いていきます。
これは「マインドワンダリング(意識の漂流)」という脳の自然な休息状態に近く、脳の回復や創造力にも効果があるとされています(Smallwood & Schooler, 2015)。

あなたが何もしていない時間も、心がしっかり整っていっている証拠なんです。

焦らず、ぼーっとすることを“自分を癒す行動”と考えてみてね!
3.「心が動くこと」だけに集中する
出かけられない日でも、少し元気が出てきたら、小さな“好き”を思い出す時間をとってみてください。
例えば、
- 好きな本を読む
- 好きな香りをかぐ
- 好きな絵を眺める
だけでも、心のバランスが整っていくことがあるんです。
ポジティブ心理学でも、「自分が心地よいと感じることに意識的に取り組むことで幸福度が高まる」とされています(Seligman, 2002)。
出かけられない日を「ダメな日」ではなく、「あなたの“感性”を満たす日」として過ごすことで、罪悪感がやわらぎ、自信が少し戻ってきます。

行動ではなく、気持ちをやさしく動かすことが、あなたの回復につながるんです。

小さな“ときめき”が、あなたの内側を整える力になるんだ
4.できたことを記録に残す
HSPさんは、「今日も何もできなかった…」と感じて落ち込みやすい傾向があります。
そんな日は、
- 「今日は出かけなかったけど、本を読み進めれた」
- 「好きな音楽を聴いて、ギターの練習をした」
と、できたことを一行でも書き留める習慣を持ってみてください。
これは“スモールステップ記録法”と呼ばれ、小さな成功体験を積み上げることで自己肯定感を高める方法なんです(Bandura, 1997)。
あなたの1日は、表に見える行動だけでは測れません。

心の内側を整えたことも立派な成果なんです。
その実感を日記やメモで「見える化」してあげることで、「今日もちゃんと意味があった」と思いやすくなります。

あなたが“何をしたか”より、“どう過ごしたか”に目を向けてあげてね!
5.もやもやを言葉に変える
出かけたくないときのHSPさんは、理由のわからないモヤモヤを抱えやすいことがあります。
そんなときは、紙とペンを使って「今、あなたが感じていること」をただそのまま書き出してみてください。
これは“エクスプレッシブ・ライティング(感情表現型ライティング)”と呼ばれ、感情を言葉にすることでストレスや不安を和らげる効果があるとされています(Pennebaker, 1997)。
書く内容に正解はありません。

たとえば「疲れている」「なんとなく無理」でもいいんです。
言葉にできたとき、心の中で絡まっていた気持ちが少しずつほぐれていきます。

あなたの気持ちは、いつも“書いていいもの”なんだよ
6.気分を少し変える
出かけられない日は無理にテンションを上げる必要はありませんが、五感にやさしい刺激を与えることで、心の波を少しなだらかにすることができます。
例えば、
- 手触りのよいブランケットにくるまる
- あたたかいハーブティーを飲む
- 好きな香りのアロマを炊く
- 窓からやさしい光を感じる
などの感覚刺激は、副交感神経を優位にしてリラックスモードを促す働きがあるんです(Porges, 2011/ポリヴェーガル理論)。

HSPさんは五感が繊細なぶん、ほんの少しの快刺激でも心に大きな効果が出やすいんですよ。

あなたの「好き」をそっと取り入れることが、静かな回復につながるんだ!
HSPのよくある質問

HSPのよくある質問をまとめました。
- 疲れを取る方法
- HSPの成功者
- 相談できない
- 悪口を聞かされた時
- 本音を話すと涙が出る
1つずつ見ていきましょう。
疲れを取る方法
「すぐ疲れるので、疲れを取る方法を教えてください」という相談。

疲れの取り方40選を紹介しているよ!

すぐ実践できるものがあるので、ぜひ試してみてください!
HSPの成功者
「HSPの成功者はいますか?」という質問。

今回は10名を紹介するよ

成功するための特徴も解説しています◎
相談できない
「相談できないと思うことが多いです」というお悩み。

それは困るよね

ちょっとずつ頼る練習をしていきましょう!
悪口を聞かされた時
「悪口を聞かされた時どうしたらいいのでしょうか?」というお悩み。

対処法10こを解説するよ

実体験から解説しています◎
本音を話すと涙が出る
「本音を話すと涙が出ることが多いです」という相談。

よく闘ってきたサインだよね

心が癒される瞬間ですね
HSPの私・体験談

HSPの私・体験談を紹介します。
- 人混みは基本行かない
- マスク
- すぐ退散
あなたの励みになったら嬉しいです。
人混みは基本行かない
基本、人混みに行けません。笑
行って帰ってきたらもうぐったりで手につかないからです。
なるべく行かないように、人混みがない時間帯を狙っていったりと時間をずらすことをよくやっています。
マスク
マスクをすることで、香水の香りを遮断できるので必ずつけるようにしています。
香水酔いを結構してしまうので、防御対策しっかり!
それでも全部はブロックできませんが、ちょっとでも疲れ対策をするようにしています。
すぐ退散
用事が済んだら、一目散に退散します。
そうすることで、外出した際の疲労度を軽減できることに気づき、なるべく短時間の外出で済むように計画的に行動しています。
疲れさせない工夫は本当に必要です。

あなたが「これやってみてよかった!」と思ったものがあれば、教えてください◎

人混み対策していこうね!