新入社員きついよ
そう感じているんだね。
最近うまくいったエピソードを1つ教えて！
前半では、HSP新入社員の心のつまずき10を解説します。
後半では、心をラクにするためにできること10こを紐解いていきますよ！
HSP新入社員の心のつまずき10
HSP新入社員の心のつまずき10選を紹介します。
- すぐに自己否定
- 自分を追い込む
- 休憩中の雑談にうまく入れない
- 上司に心をすり減らす
- 仕事＝しんどい、という思い込み
- 人の機嫌に振り回されてしまう
- 電話が鳴るだけで心がざわつく
- 周囲のペースに置いていかれる
- 質問するのがこわい
- 急な変化に心と体が追いつかない
1つずつ見ていきます。
1.すぐに自己否定
仕事に少しでもつまずくと、「やっぱり私は社会人に向いていないのでは」と感じてしまうことがあります。
特にHSPの人は、自分の内面に深く入りやすく、考え込んでしまう傾向があります。
その結果、自己否定に陥りやすく、行動する前にあきらめてしまうことも。
けれど、つまずき＝「向いていない」ではなく、「まだ慣れていないだけ」かもしれません。
自分の性質を受け入れた上で、「どうすればラクに働けるか」を考えることが大切◎
また、社会人1年目は誰でも不安定で、悩んで当然の時期です。
完璧にこなしているように見える人も、陰で努力しています。
日々の「できたことリスト」を書き出して、小さな成長を実感するのもおすすめ！
“向いていない”と決めつけず、“どうすれば向き合えるか”に目を向けていきましょう。
2.自分を追い込む
HSPの新入社員は責任感が強く、「ミスしたら迷惑がかかる」と必要以上にプレッシャーを感じがちです。
そのため、
- 「完璧にやらなきゃ」
- 「100点じゃないとダメ」
と自分を追い詰めてしまうことがあります。
けれど、仕事において完璧を求めることは、かえって非効率になったり、心が折れる原因になってしまいます。
“完璧”よりも“前に進むこと”が大切であると、少しずつマインドセットを変えていくことが大事◎
失敗から学ぶことのほうが多いという考え方もあります。
また、上司や先輩に相談することで、負担を分け合うこともできます。
自分にやさしく、「まずは60点でいい」と言ってあげる習慣を持ちましょう！
責任感の強さは立派な長所。
だからこそ、自分を守る視点も一緒に育ててね！
3.休憩中の雑談にうまく入れない
HSPの人は、場の空気を読みすぎてしまい、雑談の輪に自然に加わることが苦手なことがあります。
- 「今、話しかけていいのかな？」
- 「変なこと言わないかな？」
と心配してしまい、結果的に一人で静かに過ごす時間が増えてしまうことも。
雑談に参加できないと、疎外感や孤独感を感じやすくなりがちです。
でも、“雑談＝仕事のうち”ではありません。
話せない自分を責めるより、「聞き役としてそこにいる」だけでも十分です。
少しずつ笑顔やあいづちで存在を示すことで、自然と輪に溶け込めるようになります。
最初から無理して盛り上げようとしないことがコツですね！
相性の合う人と一対一で話す方がラクな人も多いので、自分の心地よさを大切にしましょう。
「雑談が苦手でも仕事はできる」と自信を持って大丈夫！
4.上司に心をすり減らす
上司の一言に強く反応してしまったり、理不尽な対応に心が疲れてしまうことも。
HSPの方は“察する力”がある分、曖昧な指示や圧にストレスを感じやすいです。
ただし、合わない上司＝悪い上司とは限りません。
まずは、相手の価値観や考え方を冷静に観察してみましょう。
信頼できる同僚や先輩に相談するだけでも、気持ちは軽くなります。
言葉にすることで、自分の感じていることが整理されることも多いです。
また、「この人とどう距離を取るか」を考えることも立派な対策◎
感情でぶつからず、「事実ベースで話す」意識も役に立つよ！
どうしてもつらい場合は、配置転換や異動を希望することも選択肢です。
自分を守る行動は、逃げではなく“自分らしく働く”ための大切な一歩ですよ。
5.仕事＝しんどい、という思い込み
学生時代と比べ、自由がなく、理不尽さも多い社会人生活に
- 「毎日これを続けるの？」
- 「こんなに我慢しないといけないの？」
と感じてしまう人もいます。
HSPさんは心の声に正直で、納得できないことを無理に続けるのが苦手。
ただ、それは「本音を大事にできる」という才能でもあります。
社会人＝つらいだけ、ではなく、自分なりに楽しめる働き方を模索する時期です。
やりがいを感じる瞬間や、自分の価値観と合う仕事に目を向けてみましょう。
「つまらない」から一歩踏み出すには、小さな目標をもつのが有効です。
たとえば「今日は1つ学んだことをメモする」など、自分で意味を与えていくこと。
日常に“気づき”や“感謝”を増やす習慣も、前向きな気持ちを育てるんだ！
人生を“消耗”ではなく“成長”に変える視点を持っていきましょうね！
6.人の機嫌に振り回されてしまう
HSPの方は、無意識に周囲の感情を敏感にキャッチしてしまいます。
上司や同僚の声のトーンや表情が少し違うだけで、「怒ってるのかな…？」と不安になることも。
この気配りは“強み”でもありますが、自分を疲れさせる原因にもなります。
必要以上に「自分のせいかも」と考えすぎないように気をつけましょう。
相手の感情は相手の問題、と少し距離を置く意識を持つことが大切◎
まずは「気にしすぎてるかも」と気づくだけでも一歩前進です。
落ち込む前に、紙に気持ちを書き出すなど、思考の整理も有効ですね！
他人の表情よりも、自分の気持ちを優先だよ！
やさしさは時に「自分へのやさしさ」にも向ける必要があります。
共感力の高さを、自分にもちゃんと向けられるようにしてあげてください◎
7.電話が鳴るだけで心がざわつく
電話の音に驚いたり、知らない相手と突然話すことに緊張してしまう人も多いです。
特にHSP気質の人は、相手の声のトーンや言葉に過敏に反応してしまいがち。
- 「うまく話せるかな」
- 「失礼がないかな」
と不安が先に立ってしまいます。
でも、電話対応は誰もが最初は苦手です。
マニュアルを用意し、定型文を繰り返し練習することで徐々に慣れていきます。
「〇〇が担当しております。少々お待ちください」などのフレーズを準備しておくと安心。
また、受けた内容をメモにとり、復唱する癖をつけるとミスも減ります。
不安を感じたら、電話の前で深呼吸する習慣もおすすめ◎
できないことを責めるのではなく、「少しずつできるようになっている自分」を認めてくださいね！
小さな成功体験が、徐々に自信に変わっていきます。
8.周囲のペースに置いていかれる
HSPの方は一つひとつを丁寧にやりたい気持ちが強く、早く雑にやるよりも「正確に・慎重に」を重視する傾向があります。
そのため、仕事のスピード感についていけず「自分は劣っているのでは」と感じやすいです。
でも、速さだけが価値ではありません。
丁寧で確実な仕事は、職場にとって大きな信頼につながります。
無理にスピードを上げようとせず、まずは「要点を押さえる練習」から。
- 優先順位の付け方
- 効率的なやり方
を相談できる先輩を見つけるといいですね！
自分の強みと他人の強みは違うと理解することが大切◎
時間がかかっても、結果的に職場に貢献できる存在になれるよ！
焦らず、自分らしい働き方を見つけていきましょう。
9.質問するのがこわい
- 「こんなこと聞いたら迷惑かな…」
- 「怒られたらどうしよう」
と不安になり、本当はわからないのに質問できず、自己解決しようとしてしまいます。
その結果、ミスが増えて自己嫌悪になる…そんな悪循環に陥ることも。
HSPの人は相手の反応を過剰に気にしてしまう傾向があります。
でも、新人のうちは「聞いて当たり前」だと考えて大丈夫！
聞きやすい先輩を見つけて、日頃からちょっとした会話をしておくのも有効ですよ！
メモをとってから質問することで、相手に配慮を示せます。
「今お時間よろしいですか？」の一言で印象も変わります◎
質問は“迷惑”ではなく、“信頼のサイン”と捉え直してみて！
勇気を出して一歩踏み出す経験が、少しずつ自信につながります。
大丈夫、あなただから。
10.急な変化に心と体が追いつかない
HSPの方は環境の変化に敏感で、新しい職場や人間関係に適応するのに時間がかかります。
周囲は「新入社員なら当然」と感じるかもしれませんが、本人にとっては大きなストレス。
- 音
- におい
- 雰囲気
など、五感からの刺激も多く、疲れやすくなりがちです。
「慣れるまで時間がかかっていい」と自分を許すことが大切◎
少しずつ、自分のペースで慣れていける環境づくりが必要です。
まずは“できていること”に目を向けてみましょう◎
家に帰ったら「ほっとできる」時間を意識して取り入れてください。
同じ境遇の人の声を聞くことで安心感を得るのも効果的ですよ！
がんばりすぎない働き方は、長く続けるためのコツでもあります。
心をラクにするためにできる事10
心をラクにするためにできる事10こを紹介します。
- がんばった日記
- 小さな“安心スペース”を職場に作る
- 通勤時間を“癒しの時間”に変える
- “やさしい境界線”を持つ
- 安心感のある見た目
- 安心できる時間
- “事前準備と安心の台本”
- ミスは“進化のサイン”
- 生き方の軸
- ゆとりのスイッチ
1つずつ見ていきます。
1.がんばった日記
HSPさんはまじめで優しい性格の一方で、自分を責めるクセが強い傾向があります。
だからこそ、
- 「今日できたこと」
- 「うまく対応できたこと」
を毎日書き出す“がんばった日記”が効果的なんです。
これはポジティブ心理学（Seligman, 2005）でも有効性が確認されていて、自己肯定感・幸福度の向上につながる習慣とされています。
例えば
- 「今日は電話を一回落ち着いて取れた」
- 「質問できた」
など、本当に些細なことでOKです。
書き出すことで自分の変化や成長に気づけるようになり、「私、意外とできてるんだ」と思えるきっかけにもなります。
1行でも構いません。
毎日の中にある“小さな前進”を見つけていく習慣を大切にしてくださいね◎
あなたのペースで歩んでいること、それ自体が素晴らしいことなんです。
「できた」を認めることが、「ラクに生きる力」になるんだ！
2.小さな“安心スペース”を職場に作る
HSPさんは刺激に敏感なので、職場の音・光・人の会話など、常に外からの情報にさらされていると、あっという間に疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、職場内に“自分の安心スペース”を作ること。
例えば、
- 席の周りにお気に入りの文房具を置く
- 机の引き出しに好きな香りのハンドクリームを入れておく
など、ちょっとした工夫でOK◎
心理学でも「安心安全な空間」がストレス低下に効果的だとされており（Maslow, 1943）、これは“感覚過敏”なHSPさんにも非常に役立ちます。
「ここに戻れば落ち着ける」と感じられる場所があるだけで、職場という空間の“敵意”が薄れて、安心感を持てるようになります。
職場にひとつ“心の避難場所”をつくってみましょう。
3.通勤時間を“癒しの時間”に変える
HSPさんにとって、満員電車や人混みの中の通勤は、毎日が消耗戦になりがちです。
それを少しでもラクにするには、「通勤＝ストレス」から「通勤＝癒しの時間」に変える工夫が効果的なんです。
例えば、
- 静かな音楽やオーディオブック
- 好きな香りのアロママスク
など。
「五感を整える習慣」は、心理的な安定感を育むことがわかっています（Craig, 2010）。
通勤時間は1日約1〜2時間の“自分時間”。
そこを少しでも快適にすることで、その日の心のコンディションが大きく変わってくるんです。
スマホを見すぎず、あえて窓の外を眺めて“今”に集中するのもおすすめ◎
無理に情報を詰め込まず、「心をほどく時間」として大切にしてください。
通勤時間を整えることは、1日のスタートをやさしくする鍵なんだよ！
4.“やさしい境界線”を持つ
HSPさんは人に合わせすぎてしまう傾向があるため、相性が合わない人との関係でも我慢してしまうことがあります。
でも、それはあなたの心がすり減ってしまう原因になるんです。
心理学者バウムスター（Baumeister, 1998）は「対人ストレスが継続すると自己効力感（やる気や自信）を著しく低下させる」と報告しています。
合わない人とは、
- 距離を取る
- 話す時間を減らす
- 直接的な対立を避ける
などの対策が有効です。
あなたが安心できる人間関係を選ぶことは、わがままではありません。
心を守るためには“やさしい線引き”が必要なんです！
苦手な人にエネルギーを奪われるより、そのぶんあなたが好きな人と過ごす時間を増やしましょう。
あなたの感受性は大切な力◎
その力を大切に使える人間関係を選んでね！
5.安心感のある見た目
HSPさんは他人からどう見られるかを気にしやすい傾向があります。
だからこそ、外見に少し気を配るだけで、大きな安心感を得られることがあります。
社会心理学（Mehrabian, 1971）でも、人の印象の約5割は「視覚」によって決まるとされています。
清潔感のある服装ややわらかい表情を心がけるだけで、相手の反応も変わりやすいんです。
見た目を整えることは、あなたが社会の中で安心して存在するための“心の鎧”になります。
また、自分を大切にしているという実感にもつながります。
外見は「あなたらしさ」の表現でもあり、「心の余裕」を映す鏡です。
無理なくできる範囲で、ちょっと整えるだけで気分がラクになるよ！
あなたがあなたを“好きになれる見た目”を少しずつ見つけてくださいね！
6.安心できる時間
HSPさんにとって、リラックスできる趣味の時間は“心の防波堤”になります。
日々のストレスを解放するためには、自分だけの“好き”に触れる時間が必要なんです。
心理学の研究（Fredrickson, 2001）では、ポジティブ感情を感じることで心の回復力（レジリエンス）が高まることが明らかになっています。
例えば、
- 読書
- 散歩
- アロマ
- 絵を描く
など、静かな趣味もHSPさんにぴったりです。
「何が好きかわからない」と感じるときは、気になったものを少しずつ試してみましょう。
好きなことは「エネルギーの充電器」◎
がんばるだけでなく、癒す時間をつくることが、あなたの人生を守るんです。
趣味を見つけることは、あなたらしさを育てることでもあります。
7.“事前準備と安心の台本”
HSPさんは突然の電話に驚いたり、慣れない相手とのやり取りに緊張してしまいやすいです。
でも、電話対応は「慣れ」と「仕組み」でずっとラクになります。
例えば、
- 定型文のカンペをデスクに置いておく
- 受話器を取る前に深呼吸する
など。
研究でも、準備のある状態では不安が軽減されることが知られています（Clark & Beck, 2010）。
また、対応マニュアルやメモ帳があるだけでも心理的安全感が高まるんです。
「失敗しても大丈夫」という前提をもつことで、焦りが減ります。
対応が終わった後は「がんばったね」と自分に声をかけてあげてくださいね？
心を守るための仕組みづくりは、あなたの未来への投資だよ！
8.ミスは“進化のサイン”
HSPさんは失敗にとても敏感で、ちょっとしたミスでも深く落ち込んでしまいがちです。
でも心理学者カロル・ドゥエックの「成長マインドセット理論」では、失敗を学習のチャンスと捉える姿勢がその後の成果やストレス耐性を高めると述べられています（Dweck, 2006）。
つまり、失敗は避けるものではなく、むしろ成長への“通過点”なんです。
大切なのは、その失敗から「何を学べたか」を振り返ること。
あなたが過去に落ち込んだ経験も、今では“経験値”として活かされているはずです！
人と比べるより、「昨日より一歩前に進んだあなた」を大切にしてくださいね◎
失敗はあなたの価値を下げるものではありません。
それは“変わろうとしている証拠”だよ！
9.生き方の軸
周りに合わせることが多いHSPさんにとって、自分の価値観に気づくことはとても大切です。
- 「自分はどう働きたいか？何に違和感を持つのか？」
という問いを持つことが、悩みを軽くします。
心理学者シュワルツの価値観研究（Schwartz, 1992）でも、価値観の明確さが幸福感や自尊心と強い関係があると報告されています。
あなたが「これだけは大事にしたい」と思える軸を見つけることで、選択に迷わなくなります。
例えば、
- 安心できる環境
- 静かな空間
- 信頼できる人間関係
などです。
価値観を言葉にして書き出してみるだけでも、気持ちが整理されます。
ブレない“あなたらしさ”を育てる第一歩にしてみてください◎
周囲の期待よりも、自分の感覚を信じる勇気が心を守ってくれるんです。
自分軸があなたを守ってくれるよ！
10.ゆとりのスイッチ
HSPさんは責任感が強く、常に100％で頑張ろうとしてしまいます。
でも、それは心が疲れやすくなる原因にもなるんです。
例えば、脳科学の研究（田中・2008）では、過剰なストレス状態が記憶力・判断力を低下させることが示されています。
つまり、がんばりすぎると逆にパフォーマンスが下がるということ。
だからこそ「今日の仕事はここまで」と線引きをすることが大切◎
“ゆとりのスイッチ”を意識して入れるだけで、心が落ち着いていきます。
あなたはもう十分がんばっています。
休むことはサボりではなく、長く働くための準備期間なんだよ！
「余白をつくる＝自分らしく働く準備」と捉えてみてください◎
雑談が苦手でも職場でうまくやれるコツ6
雑談が苦手でも職場でうまくやれるコツ6つを紹介します。
- 聞き役に徹する
- 話しかけやすい雰囲気をつくる
- 無理に会話を広げようとしない
- “無難な話題”をストック
- 1対1で話す場面を大切にする
- 雑談が苦手なあなたを否定しない
1つずつ解説します。
1.聞き役に徹する
雑談は“話す”だけがコミュニケーションではありません。
HSPさんは相手の話をじっくり聞く力に優れているので、「聞き役」としての関わり方が向いているんです。
- 「それ、初めて聞きました」
- 「そうなんですね」
といった相づちがあるだけで、相手は話しやすくなります。
心理学では“傾聴”が信頼関係を築く上でとても有効だとされています（Rogers, 1957）。
話の内容よりも、「この人と話すと安心する」と思ってもらえることが大切なんです。
無理に話題を振ろうとしなくて大丈夫。
あなたの“やさしく耳を傾ける力”が、実は大きな強みになっているんです◎
話すことが少なくても、職場にとって安心できる存在になれるんですよ！
あなたらしい関わり方で、自然な雑談が生まれていくから大丈夫！
2.話しかけやすい雰囲気をつくる
雑談が苦手でも、「話しかけられる雰囲気」があると、自然と会話が始まることがあります。
例えば、やわらかい表情で「おはようございます」と声をかけるだけでも印象は大きく変わるんです。
第一印象は非言語的要素
- 見た目
- 表情
- 雰囲気
で決まることが多いとされており（Mehrabian, 1971）、言葉よりも「安心感を出す態度」が大事な場面も多いんです。
HSPさんは人の気持ちに敏感だからこそ、自分の表情にも気を配るのが得意◎
笑顔や相づちがあると、相手も安心して話しかけやすくなります。
雑談を“つくる”のではなく、“自然と生まれる空気”を意識してみてください。
あいさつや身だしなみも、「この人と話すとホッとする」という印象につながるんです◎
あなたのやわらかさは、言葉よりも空気で伝わることが多いんだよ！
3.無理に会話を広げようとしない
「雑談＝話を広げなきゃ」と思うと、プレッシャーになってしまいますよね。
でも、実は雑談の多くは“ちょっとしたやりとり”で十分なんです。
例えば、
- 「寒いですね」
- 「そのお弁当、おいしそうですね」
など、1往復で終わる会話でも、関係づくりは進んでいくんです。
相手もそこまで深い話を求めていないことがほとんど。
HSPさんは空気を読みすぎて“話を続けなきゃ”と思いがちですが、それで疲れるなら逆効果なんです。
会話が途切れても、無理に埋めようとしなくて大丈夫◎
「この人といると疲れないな」と思ってもらえる方が、職場では長く良い関係を築けるんです。
一言だけの“やさしい声かけ”が、あなたらしい雑談スタイルなんです。
広げなくても、つながりはちゃんと育っていくんだよ！
4.“無難な話題”をストック
雑談が苦手なHSPさんにとって、「話題に困る」こと自体がストレスになることがあります。
そこで、あらかじめ“話しやすいネタ”をいくつかストックしておくのがおすすめ◎
例えば、
- 「今日、すごく風が強いですね」
- 「最近寒さが戻ってきましたね」
など。
天気・季節・食べ物などの話題は誰でも反応しやすく、無難で安心感があります。
HSPさんは“気配り”が上手なので、相手に合わせた話題選びが得意なんです。
あらかじめ準備しておくだけで、いざという時の不安も減ります。
会話が途切れて気まずくなった時にも、さっと話題を切り替えることができるんです。
話題に困らない安心感は、心の余裕にもつながります。
雑談が“会話の勝負”ではなく、“日常の挨拶”だと思えば気がラクになるね
5.1対1で話す場面を大切にする
HSPさんは集団の中での会話よりも、1対1の落ち着いたやりとりの方が安心できます。
大勢の中ではタイミングをつかめず、話しかけにくさを感じてしまうこともあります。
でも、休憩中や帰り道など、2人きりの場面では自然と会話がしやすくなるんです。
心理学でも、「親密な関係」は少人数のやりとりから生まれるとされています（Reis & Shaver, 1988）。
気になる同僚がいれば、ちょっとしたタイミングを見て「最近どうですか？」と声をかけてみてください。
短い会話でも、相手との信頼関係が深まるきっかけになります。
大人数にうまく入れなくても、1人とつながれれば十分◎
あなたの丁寧な関わり方が、職場の安心感をつくる一歩になるんですよ！
無理に“みんなと仲良く”しなくても、“誰かと心地よく”つながることが大事だよ！
6.雑談が苦手なあなたを否定しない
一番大切なのは、「雑談が苦手なあなた」を責めないことなんです。
HSPさんは
- 「もっと話さなきゃ」
- 「場を盛り上げなきゃ」
と自分を追い込んでしまいやすい傾向があります。
でも、雑談が得意でなくても、職場で信頼される人はたくさんいます。
あなたの丁寧さ、誠実さ、気配りがあれば、それだけで十分◎
職場に必要なのは“盛り上げ役”だけではありません。
「静かにそばにいてくれる人」の存在が、チームに安心感を与えることもあるんです◎
苦手を無理に変えようとせず、あなたらしいペースで関われば大丈夫。
「話せる時に、少しだけ」でも、それがあなたらしいコミュニケーションなんですよ！
HSPさんにとって雑談は“努力より安心”が鍵◎
あなたのそのままが、すでに職場の“やさしい空気”をつくっているんです。
HSPのよくある質問
HSPのよくある質問をまとめました。
- 仕事したくない
- 仕事がつらい
- 仕事が遅い
- 向いてる仕事
- HSPにとっての天職
ゆっくり見ていきましょう。
仕事したくない
「仕事をもうしたくないと思ってしまいます」という相談。
今、きつい状況なんだよね
毎日闘っているのですね！
下記記事が役に立てます◎
仕事がつらい
「仕事がつらすぎます」という相談。
いつもがんばっているよね
あなたの心の荷が少しでも軽くなるようにと、記事を書きました。
仕事が遅い
「仕事が遅くて…イヤになります」という相談。
あなたはよくがんばっているよ？
その気持ちが少しでも癒えるといいな…と思います。
向いてる仕事
「HSPさんに向いている仕事なんてあるんですか？」という相談。
たくさんあるよ！
自分の強みで仕事をすることをおすすめします◎
HSPにとっての天職
「HSPにとっての天職を教えてください」という相談。
下記記事で紹介しているよ！
あなたにぴったりの天職が見つかったらうれしいです◎
HSPの私・体験談
HSPの私・体験談を紹介します。
- 雑談が苦手
- 基本、聞き役
- イヤな人間関係は逃げる
- 頼れる人との会話
- 恩返しができるようにスキルを磨く
あなたの励みになったらうれしいです。
雑談が苦手
もうどうしようもないくらい、雑談が苦手です。
基本、仕事仲間と深入りしたくないなという気持ちがあったので、必要以上に会話するのが苦手でした。
しかし、たわいもない会話が相手との信頼関係をつくると知り、ちょっとずつ雑談することもたまにはしてみようという気持ちになります。
基本、聞き役
「自分から話かけづらいと感じるのはどうしてかな？」と振り返ってみると、「今、先輩は忙しいのでは？」という申し訳なさがあったからです。
仕事のことは聞くけれど、たわいもない会話ならしない方がいいかなと思っていました。
しかし、たとえ短くても、それが全く仕事に関係ない話でも雑談はした方が得です◎
心のバリアが溶けることで、いざというときに頼りやすいから。
とはいえ、自分からどうでもいい話をするのは得意ではないので、ひたすら聞き役に徹していました。
それがめちゃくちゃよかった。
自分の話を聞いてほしい人の方が圧倒的に多いからです。
ただ聞き役に徹するだけで感謝されたり、評価が上がったり、不思議だったよね！
案外、丁寧に人の話を聞ける人は少ないようで、レアキャラです◎
イヤな人間関係は逃げる
こればっかりは働いてみないとわからないし、会話を重ねないとわからないことが多い部分かなと思います。
「この人と相性はいいのか？」問題です。
大体なのですが、初めて見たときに
- 「あ、合わない」
- 「なんか違う」
- 「違和感がある」
HSPさんのこの直感は高確率で当たります。
なので、そういう感覚があるのに、無理に仲良くするとどうなるか…？
地獄のはじまりです。笑
あなたのそのフィーリングは生涯大切にしてください◎
私は何回も人間関係で失敗し、そこから学びを得ました。
特に、良くも悪くも人の影響を大きく受けてしまうHSPさんは、関わる人を慎重に選んだ方がいいです。
自己成長を楽しんでいて、人を尊重できる人との相性は◎
頼れる人との会話
職場に1人くらいは、頼れる人がいないと厳しいですよね。
欲をいうと3人は、気の合う人がほしいところ。
気の合う人がいると、想像力や仕事生産力が上がると科学で証明されているからです。
頼れる人と仲良くすることは、お互いがピンチの時に助け合えるので◎
どうでもいい雑談を1日数回やりとりするだけで大丈夫！
時間よりも会話のラリーを意識してみてください◎
恩返しができるようにスキルを磨く
スキルを磨くというのは、自分のためでもありますが、長期的にみて周りの先輩や後輩のためにもなります。
スキルはないより、あった方がいいですよね？
- 時間短縮になる
- 早く帰れる
- 空いた時間で他の勉強ができる
- 困っている人のサポートに回れる
- いざという時、転職できる
こんな感じで勉強をすればするほど、扱える技術が増えれば増えるほど、あなたがラクになるし、あなたの存在に感謝する人も出てくるわけです。
新入社員や、業務経験1年目って心が不安定になったり、難しく思えることたくさんあると思います。
支えてくれた人たちに、恩返しができるくらいスキルを磨くことであなたの可能性も広がりますよ！
あなたのペースで今日できること1つ1つ積み上げていってくださいね？
いっしょにがんばろう！
